難易度:☆ 調理時間:30分以内
「中餐乙級素菜證照」シリーズから、『咖哩南瓜片│カボチャの薄切りカレー風味』のレシピを紹介します。調理はとても簡単ですが、薄切りにしたカボチャにちょうどいい塩梅で火を通す技巧が求められます。
日本ではカボチャは一年を通して購入できますが、カボチャの本来の旬は夏から秋にかけて。ナノになぜ一年を通して新鮮なカボチャが手に入るかというと、冬から春のカボチャは南半球から輸入しているからなのです。また日本は縦長の国土を生かして初夏は沖縄のもの盛夏から秋口までは北海道のものと全国土を使ってカボチャの出荷時期をずらしています。これにより年中おいしいカボチャが食べられるというわけです。近年は中国産のカボチャが解禁されたので、北海道より北部の黒竜江省や吉林省から初冬にカボチャを輸入することが可能になりました。
以上のようにスーパーでは一年を通してカボチャの産地が移り変わります。海外産の農作物がいやだという人も多いでしょうが、農作物の旬と安定供給のシステムをご理解の上、品質を見極めたうえでご賞味ください。
それではレシピです。カボチャの甘さとカレーの辛さがほど良く調和したおかず料理、ぜひお楽しみください。
[材料]
カボチャ ……… 400g
エンドウマメ >……… 30g
マッシュルーム ……… 50g
ショウガ ……… 10g
[調味料]
カレー粉 ……… 大さじ1/2
塩 ……… 大さじ1/2
砂糖 ……… 小さじ1/2
水 ……… 100cc
[作り方]
1.エンドウマメをよく洗っておく。マッシュルームは薄切りにしておく。ショウガは皮を剥きうす切りにする。カボチャは皮を剥き、厚さをそろえてうす切りにする。
2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、作り方1のショウガをいためて香りを出したら全ての調味料を入れてよく混ぜ合わせながら加熱して沸騰させる。沸騰したら作り方1のカボチャを入れ弱火で加熱しながら5分ほど過熱する。続いて作り方1のエンドウマメ、マッシュルームを加え、緩やかにかき混ぜながらカボチャに完全に火が通したら器に盛り付けて完成。
Point!
火加減と加熱時間が調理のポイントです。カボチャには完全に火を通しつつ、崩れたり溶けたりしないようにちょうどいい塩梅を見極めてください。
カボチャの厚さをそろえると火加減の調節がうまく行きます。きれいにそろえましょう。
カレールーを使ってもかまいません。しかしカレーではなく、カレー味のカボチャ料理なので主役はあくまでカボチャであることをお忘れなく。
カボチャをさいの目に切ってもいいのですが、料理名が『咖哩南瓜塊』に変わってしまいます。課題に忠実に作るならうす切りで作りましょう。
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