難易度:☆ 調理時間:30分以内
本日は四川省の家庭料理『蘿蔔連鍋湯│大根と豚外腿肉のスープ』のレシピを紹介します。シンプルに、シンプルに作る四川省の家庭料理です。
四川省で農業を営む人らに受け継がれてきた料理で、忙しい農耕作業の合間にスープと野菜を手軽に食べられる調理法として開発されました。野菜とスープを一緒にという意味で「連鍋湯」の名が漬けられています。最も有名なものがこの『蘿蔔連鍋湯』ですが、他にも『冬瓜連鍋湯』、『鰹魚連鍋湯』など様々なバリエーションがあります。
もともと農民らの家庭料理でしたが、現在は多くの四川料理の高級レストランやホテルの厨房で作られてもいます。家庭で作られるものはもっぱらこのレシピ通りの『蘿蔔連鍋湯』ですが、レストランではびっくりするような値段の高級『○○連鍋湯』がメニューに載っていることもあります。
四川省では日本でいうおでんのような扱いの料理ですので、特に冬場に体を温めるために食べられます。また薄切りにした豚肉をしゃぶしゃぶのようにして食べたりもします。
台湾はまだまだ残暑が厳しいですが、日本では地域によってもうそろそろ肌寒くなってきたのではないでしょうか?秋風を感じたら、中国の地方家庭料理で体を温めてみましょう。
[材料]
豚外腿肉 ……… 100g
ダイコン ……… 300g
ショウガ ……… 15g
ネギ ……… 15g
水 ……… 1500cc
[調味料]
塩 ……… 2g
味の素 ……… 10g
[作り方]
1.豚外腿肉を塊のまま鍋に入れ、薄切りにしたショウガ、段切りにしたネギ、水を加えて加熱して沸騰させる。沸騰したら弱火にし、蓋をして豚肉の中に火が通るまで茹でる。
2.豚外腿肉に火が通ったら取り出して荒熱を取り、0.3cmの厚さの薄切りにする。豚肉をゆでたスープはアクを取り除いておく。
3.ダイコンの皮を剥き、厚さ0.3cmのいちょう切りにする。切ったダイコンを作り方2で豚肉を茹でたスープに入れ、加熱して沸騰させたら中火で5分ほど煮込む。
4.作り方3のスープに調味料を加え味を調えたら、作り方2の豚外腿肉を再び投入し、2分間煮込んで完成。
Point!
豚外腿肉がない場合は普通の腿肉でかまいません。柔らかい部位を使って作りましょう。
豚肉は最初から薄切りにして、ダイコンと一緒に同時に投入してもかまいません。アクを取りながらダイコンに火が通ったら完成です。
通常は醤油やラー油を添え、豚肉をそれにつけて食べます。 好みのソースを準備しましょう。
これに台湾原住民の香辛料「馬告」を加えると…、最高に美味いスープが出来上がります。興味がある方はご連絡を!
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