蝦皮薑絲絲瓜湯│オキアミと糸ショウガとヘチマのスープ

難易度: 調理時間:30分以内
本日は「中餐丙級證照」シリーズから『蝦皮薑絲絲瓜湯│オキアミと糸ショウガとヘチマのスープ』のレシピを紹介します。現代の日本ではなかなか使わない食材で作るので、なかなか新鮮な体験が出来る料理です。中国語の名前も中間に「糸」が四つ並んでいて不思議な感じです(笑)。

この料理で使われる「蝦皮」とはエビの殻ではなくオキアミをゆでた後に干したもの。日本では一昔前までは普通に食べられていましたが、現在はほとんど見かけません。釣具屋さんで餌として売られているものを買った方が簡単です。釣具店で食材を買うのは勇気が居るかもしれませんが、普通の食品と同じように加工されているので食べられます。まずはこれを手に入れましょう。

以前も書きましたが、オキアミはエビとはかなり遠縁の動物です。台湾では有名な料理ブログや食材を紹介している専門書などでも「オキアミはエビの子供」と紹介されているので、多くの人が蝦皮│オキアミは「エビの子供」と信じています。食材の紹介をする書籍などにも堂々とj間違いが書かれているので「実はエビとは違うんだよね…」と教えてもなかなか信じてもらえないことも多いです(笑)。

通販などで干しオキアミを買って使うのもいいでしょう。

続いてヘチマです。台湾では普通に食材として使います。某小籠包の有名店では、小籠包の具としても使われます。特にスープの具として使われることが多く、台湾では多くの家庭料理に具として加えられます。スープに加えると清涼感のある甘みとフワフワした食感を楽しめます。自家栽培するか、手に入らない場合はゴーヤなどで代用しましょう。ヘチマの栽培は非常に簡単で、化粧水やたわしも作れるのでおすすめです。童心に帰って栽培を楽しんでみましょう。

日本ではなかなか食べないオキアミとヘチマがメインのスープ料理、材料入手に手をかければ日本でも作れます。ぜひ一度、再現に挑戦してみましょう。


[材料]
オキアミ ……… 大さじ2
 (干したものを使うときは大さじ1)
ヘチマ ……… 300g
ショウガ ……… 60g

[調味料]
塩 ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 小さじ1/4
水 ……… 1000cc

[作り方]
1.オキアミをよく洗っておく(干しオキアミを使う場合は水に浸けて戻しておく)。ショウガは皮を剥き、千切りにする。糸瓜は皮を剥き、種を抜いて水に浸けておく。

2.熱した鍋に大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、オキアミを加えて香りが出るまで炒める。続いて水とショウガを加えて沸騰させ、ヘチマを加えてかき混ぜながらアクをすくい取る。

3.ヘチマに火が通るまで煮こんだら、塩と砂糖を加えて味を調えて完成。

Point!
ヘチマの皮はうっすらと緑の部分を残して剥きます。ゴーヤで代用する場合は良く洗った後薄切りにして鍋に入れましょう。


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