難易度:☆ 調理時間:3時間
台湾ではどこでも食べられる軽食『排骨酥湯│骨付きばら肉の唐揚げスープ』のレシピを紹介します。サツマイモデンプンをまぶしてあげた骨付きばら肉を、ダイコンなどの野菜と共にカツオ出汁で煮込んで作ります。調理時間の大半は豚肉を寝かせておく時間で、実際の調理は30分くらいで終わります。
中国語で豚のスペアリブを排骨(Pai2 gu3)と言います。台湾でも同じく「排骨」と書き、台湾語では「Bai gut」のように「骨」の発音に入声が残っているのがポイントです。日本語の骨の「コツ」の音とも関連があります。
台湾語(閩南語)の漢字音は普通話よりも日本語や韓国語の漢字音に近く、声調を考慮しなければ日本人でも割と簡単に覚えられます。若い台湾人は確実に普通の中国語を話せますが、台湾のお年寄りには台湾語(もしくは客家語と少しの日本語)しか話せないという方もまだまだたくさんいます。また台湾南部に旅行するなら台湾語の数字くらい言えるようになっておくと格段に便利です。
日本人でもちょっと濃い顔つきの人(例えば筆者…笑)は台湾人に間違われ、台湾語で話しかけられるということもあります。旅行者でも簡単な台湾語を覚えておくとコミュニケーションに便利ですよ。
さて台湾語学習の最大の壁は声調変化だといわれますが、教科書に載っているような20-30種類の定型文を丸ごと覚えそれぞれの語や句を入れ替えて文章を作れるようになってしまえば、声調変化はそれほど気にすることはありません。一ヶ月も真面目に勉強すればある程度会話ができるくらいまで身につけられることでしょう。知らない単語を言いたい時は日本の漢字語をそれっぽく音読みすると三分の一くらいの確率で通じます(笑)。
世界のどこでもそうですが、現地語で地元の人とコミュニケーションをとれば予想外のサービスを受けられたりします。海外旅行時はポケット会話などの数ページを丸暗記するくらいの気持ちで望むともっと楽しめると思いますよ。
[材料]
骨付き豚ばら肉 ……… 300g
ダイコン ……… 250g
ショウガ ……… 10g
ニンニク ……… 2個
サツマイモデンプン ……… 100g
カツオ出汁 ……… 900cc
香菜 ……… 適量
[調味料]
塩 ……… 小さじ1
味の素 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 少々
酒 ……… 大さじ2
[作り方]
1.骨付き豚ばら肉を一口サイズに切り分ける。ダイコンを2cm角のさいの目に切る。ショウガを千切りにする。ニンニクをみじん切りにする。
2.全ての調味料と作り方1の骨付き豚ばら肉、ニンニクを混ぜ合わせ、2時間ほど冷蔵庫で浸けておく。
3.作り方2の骨付き豚ばら肉の表面にサツマイモデンプンをまぶす。鍋に揚げ物油を入れて180度まで熱し、骨付き豚ばら肉を入れて弱火で7-8分ほど全面がきつね色になるまで揚げる。最後に強火にして1-2分揚げ、取り出して油を切っておく。
4.鍋にカツオ出汁を入れて少量の塩(分量外)や味の素(分量外)で味を整える。ダイコンとショウガと作り方3の揚げた骨付き豚ばら肉を入れ、弱火で1時間ほど煮込む。器に盛りつけて香菜を散らしたら完成。
Point!
作り方3の骨付き豚ばら肉は一度取り出してから油の温度を変えて二度揚げしてもOK。レシピのように最後に油の温度を上げて作るのと同じことです。
作り方4は炊飯器でも作れます。じっくりクツクツと煮込みましょう。
0 コメント :
コメントを投稿