難易度:☆ 調理時間:1時間以内
台湾熱炒の定番メニュー『薑絲大腸│台湾風ショウガモツ炒め』のレシピを紹介します。豚モツを大量のショウガと酢で味付けした料理で、むせ返るほどのショウガと酢の香りが特徴の客家料理です。
この『薑絲大腸』は台湾客家料理を代表する名物料理の一つとされます。日本統治時代当時の台湾ではまだ豚の内臓を食べる習慣がなく、豚肉を解体した後に残る内臓の処理にどの解体業者も頭を悩ませていました。倹約を旨とする客家の人々はこれをもったいないと思い、何とか伝統料理に組み込めないかと思案した結果、この『薑絲大腸』が生まれたと言います。
この『薑絲大腸』は日本統治時代に台湾客家が生み出した台湾発の台湾料理だったのです。他にも日本統治時代の台湾で生まれたとされる料理は数多くあります。当ブログでも数多く紹介していますので、「日本統治」などのキーワードを右の検索ボックスに入れて検索してみてください。
さて『薑絲大腸』は普通の料理として以外にも別の使われ方があるのをご存知でしょうか?強烈な酢の香りと開胃の効能のあるショウガの組み合わせ…、そう!悪阻に悩む妊婦の療養食として台湾では食べられるのです。酸っぱいものが食べたくなる、でも吐き気がきつい、そしてコラーゲンやタンパク質などの栄養たっぷり、そう考えれば悪阻に悩む妊婦さんにピッタリの食事ですね。身近に悪阻に悩む妊婦さんがいれば作ってあげましょう。
それではレシピです。過去にも同名料理のレシピをたくさん紹介しているので比べてみてください。
[材料]
豚モツ ……… 400g
ショウガ ……… 30g
トウガラシ ……… 1本
ネギ ……… 10g
[調味料]
塩 ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 大さじ1/2
酒 ……… 大さじ1
酢 ……… 大さじ1
[作り方]
1.豚モツを塩(分量外)で揉んでぬめりを取り、ぶつ切りにしたネギと共に30分茹でて火を通す。火が通ったら取り出して3-4cmの長さに切り分けておく。ショウガは皮を剥き細く千切りにする。トウガラシは種を抜き千切りにする。
2.熱したフライパンに適量のサラダ油(分量外)をひき、作り方1の豚モツ、ショウガ、トウガラシを中火でサッと炒める。
3.作り方2のフライパンに調味料を入れ、材料に馴染むようによくかき混ぜたら完成。
Point!
豚モツとショウガ以外何も加えません。強烈なショウガの風味を味わってください。
冷たいビールがあればまさに天国。寒い季節ですがぜひ準備して一緒に味わってください。
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