難易度:☆ 調理時間:30分以内
本日は『茄汁蝦仁│エビのケチャップソース炒め』のレシピを紹介します。西洋風の料理ですが締めにごま油を加えると一気に中華風になりますね。
タイトルにある「茄汁」は茄子の汁のこと…ではなく、ケチャップの意味です。福建省の伝統調味料キーチャプが世界を一周してアメリカに到りケチャップになったのは以前も紹介しました。福建から東南アジア、インド、イギリスを経てアメリカに到ったケチャップは最初は魚を発酵させたものでしたが、なぜか現在ではトマトと香辛料を混ぜ合わせたものに変わったという不思議な変遷を遂げた調味料です。500年ほどかけて世界を一周したので各地に伝わった当時の味を残した伝統的なケチャップと、世界を席巻するアメリカのトマトケチャップの二種類がどの国でも見られます。そのうち詳しくケチャップの歴史を追跡してみたいですね。
ケチャップ発祥の地であるアメリカのケチャップ消費量は他国にぬきんでて多く、手軽に摂れる「野菜」として人気があります。またほとんどのヨーロッパ諸国ではあらゆる調味料の中でケチャップの消費量がダントツで多いのですが、なぜかロシアだけはマヨネーズの消費量の方が高いという不思議な現象もあるようです。
[材料]
エビ ……… 200g
トマト ……… 200g
タマネギ ……… 50g
ネギ ……… 10g
ニンニク ……… 5g
[調味料]
ケチャップ ……… 大さじ2
砂糖 ……… 大さじ1
水 ……… 大さじ2
水溶き片栗粉 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
[作り方]
1.エビはよく洗って殻を剥き、背ワタを抜いてから水気を切っておく。トマトはざっくりと食べやすいサイズに切る。タマネギはみじん切りにする。ネギはみじん切りにする。ニンニクはすりおろすかみじん切りにする。
2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ネギ、タマネギ、ニンニクを入れて香りを出したら、エビを入れて火が通るまで炒める。
3.作り方2のフライパンにトマトとケチャップ、砂糖、水を加え、よくかき混ぜながら弱火で1分ほど水気がなくなるまで炒める。
4.作り方3のフライパンの火を止め、水溶き片栗粉を入れてよくかき混ぜてとろみを付ける。最後にごま油を振りかけたら完成。
Point!
エビの代わりにイカやタコを使っても作れます。イカを使う場合は飾り包丁を入れておきましょう。海鮮ミックスでもOK。
トマトとケチャップの代わりにトマトジュースを適量使っても作れます。
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