八寶絞肉(飯)│八宝そぼろ(ご飯)

難易度:☆ 調理時間:30分以内
本日は『八寶絞肉(飯)│八宝そぼろ(ご飯)』です。豚ひき肉を各種材料と調味料で煮込んで作るそぼろ料理で、特にご飯の上にかけて食べると最高の一品です。

八宝菜』やこの『八寶絞肉』に付いている「八宝」とは「八種類」ではなく「たくさん」をあらわすのはご存知のとおり。『八宝菜』は「たくさんの具材を組み合わせた料理」くらいの意味です。

仏教の世界で「八寶」は、そのもの「八種の宝」を表し、「八吉祥」、「吉祥八宝」などとも呼ばれて、吉祥の象徴とされます。八寶とは八種識智、即ち八識と呼ばれる眼、耳、鼻、音、心、身、意、藏の感覚に対応する吉祥の象徴で、輪、螺、傘、蓋、花、罐、魚、長のことを言います。どれがどれに対応しているのかは分かりませんが…。

この八寶は特に仏教画にたびたび用いられるモチーフで、それぞれに寓意があるので意味を知っておくと台湾の寺廟めぐりが楽しくなるかもしれません。龍山寺の屋根にも確か全部乗っていたはずです。一部の中華料理は仏教、道教、儒教との繋がりも深いので、それぞれ簡単に知っておくと中華料理の味わいが一層深くなることでしょう。この料理はたまたま漢字が同じだけで仏教とつながりがあるわけではないですけどね(笑)。

それでは、本日のメニューをお楽しみ下さい。めちゃくちゃご飯に合いますよ!
 


[材料]
豚ひき肉 ……… 80g
豆腐 ……… 50g
枝豆 ……… 50g
ニンジン ……… 50g
キクラゲ ……… 30g
ニンニク ……… 10g
ご飯 ……… 一杯

[調味料]
豆板醤 ……… 大さじ2
酒 ……… 大さじ2
砂糖 ……… 小さじ2
水 ……… 200cc
水溶き片栗粉 ……… 小さじ2
ごま油 ……… 小さじ2

[作り方]
1.枝豆は茹でて莢から豆を取り出しておく。ニンジンは細かくさいの目に切る。きくらげは細かくさいの目に切る。ニンニクはみじん切りにする。豆腐は1cmほどのさいの目に切る。

2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、豚ひき肉、豆腐、ニンニクを入れて散らすようにして炒める。豚肉の色が変わったら豆板醤を入れて香りを出し、続いて水、ニンジン、キクラゲ、枝豆を入れてざっと炒める。

3.作り方2のフライパンに砂糖、酒を加えて味を調えたら弱火で1分ほど煮込み、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。最後にごま油を振りかけたら、ご飯の上に乗せて完成。

Point!
分量は一人前です。人数分作るときは倍倍にしてください。

豆板醤の種類によって塩気が異なります。普通は加えなくても大丈夫だと思いますが、塩気が足りない方は適量の塩を加えてください。また醤油で塩気を調節してもよいでしょう。

水を使いますが、出来上がりは水気がなくなります。片栗粉はとろみというより材料をまとめるのに使う感じです。


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