Gulai Kambing、Malay Lamb Stew│マレー風ラム肉シチュー

難易度：☆　調理時間：2時間
本日はマレー半島で食べられるカレー風シチュー『Gulai Kambing、Malay Lamb Stew│マレー風ラム肉シチュー』のレシピを紹介します。マレーシアというかシンガポール「マレー風」の名前を冠されてよく食べられる料理なので『マレー半島式ラム肉シチュー』とでも言った方がしっくり来る気がします。

ところでレシピではラム肉を使っていますが、料理名の「Kambing」はヤギの意味だそうです。羊とヤギは分類学的にはあまり遠くはないのですが、さすがに味は違います。どういうことなのでしょう…。マレー語で羊は「Kambing biri-biri」と呼ぶそうですが…、ビリビリだけで羊という説も…どうなっているのでしょうか（笑）。引き続き勉強が必要ですね。

調べてみると同じ料理の英訳で「Goat Stew/Curry」というのもありました。結局使う肉は羊でもヤギでもどちらでもよいようです。

さて、シンガポールに話題を戻しまして…。

世界有数の都市国家で、世界第2位の人口密度を誇り、多民族国家で、世界で4番目に外国人の訪問数が多いシンガポールには、多くの日本とは異なった習慣や政治システムがあります。景観を維持するための罰金制度は有名ですが、夜間や郊外ではあまり守られていないようです（笑）。

日本人として特筆しておくべきは交通制度でしょうか。マレーシアもそうですが、シンガポールは日本と同じ左側通行で、実は日本で販売されている自動車がそのまま使えます。シンガポールでは深刻な交通渋滞を緩和するために自動車の保有や走行には厳しい制限が課せられていますが、高級車の輸出や販売を行っている方には逆に大きなチャンスかも知れません。実は今回の旅行で筆者もいくつかビジネスのアイディアが閃き、それを別チャンネルで公開したところある日本企業とあっという間に話が進み、まずは某国にて市場調査のお手伝いをさせていただくことになりました。まさに旅が人生に変化をもたらした瞬間です（笑）。この調子でアジアを股にかけて仕事していきたいですね。

異国の料理を通して得られるインスピレーションや衝動があなたの人生を変えてしまうかもしれません。皆さんもただ料理を口に運ぶのではなく、その料理の歴史や食材の流れ、経済や文化などにも思いを馳せて、世界中にアンテナを伸ばしてみてください。

というわけで、今回はマレー風のシチュー料理『Gulai Kambing、Malay Lamb Stew│マレー風ラム肉シチュー』のレシピです。カレー風味で美味いですよ！

[材料1]
エシャロット ……… 12個
ニンニク ……… 3個
ショウガ ……… 10g
トウガラシ ……… 3本
ラム肉 ……… 600g
水 ……… 400cc
ココナッツミルク ……… 100cc
タマリンドジュース ……… 大さじ1

[材料2]
コリアンダー ……… 小さじ4
クミン ……… 小さじ2
フェンネル ……… 小さじ1
シナモン ……… 3g
クローブ ……… 4個
ブラックペッパー ……… 小さじ1/4
ナツメグ ……… 0.5g
ターメリックパウダー ……… 小さじ1/4
水 ……… 大さじ1と1/2

[調味料]
サラダ油 ……… 大さじ1
塩 ……… 小さじ1

[作り方]
1．材料2の「ターメリックパウダー以外の香辛料」を熱したフライパンに入れ、弱火で2分ほど香りが出るまで炒める。香りが出たらフードプロセッサーなどで粉砕し、細かい粉末状にする。スパイスの粉末を小皿などに移し、ターメリックパウダー(→Point参照)と水を加えてよく練り合わせる。

2．皮を剥いたエシャロット、ニンニク、ショウガと種を除いたトウガラシをあわせて細かくみじん切りにし、サラダ油を加えて作り方1の香辛料と混ぜ合わせ、再びフードプロセッサーで滑らかになるまで混ぜ合わせてスパイスペーストを作る。

3．ラム肉は暑さ2cmほどに切り分けておく。フライパンに作り方2のスパイスペーストを加え、弱火で3分ほどじっくりと炒める。ラム肉を加え、スパイスペーストを絡めながら、両面に焼き色が付くまで弱火で4分ほど焼く。続いて水、塩を加えて沸騰させ、弱火で1時間ほど、ラム肉に火が通るまで似る。

4．ココナッツミルクとタマリンドジュースを加え、再び弱火で15分ほど煮込む。ラム肉が柔らかくなったら器に盛り付けて完成。

Point!
薬局などで売られている乾燥ウコンをフードプロセッサーなどで粉にしてそのまま使ってもよいでしょう。

スープをさらに滑らかに作るには、フードプロセッサーで香辛料などを粉砕した後、網で裏ごしするとよいでしょう。

ナツメグの量は慎重に量りましょう。入れすぎると苦味が出るばかりか、頭痛・胃腸障害などを引き起こします。

通常はご飯かバターをつけて焼いたフランスパンが添えられます。

写真のように細切れにしたトマトなどを加えてもよいでしょう。

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