難易度:☆ 調理時間:3時間
本日は『鹽酥杏鮑菇、素鹽酥雞│エリンギの竜田揚げ』のレシピを紹介します。いわゆる『鹽酥雞』をエリンギを使って再現したもので、菜食主義の人向けの料理の一つです。鶏肉に負けないくらいおいしい料理なので、晩御飯のおかずとしても十分通用します。
この料理で使うメイン食材のエリンギは、地中海から中央アジア、ロシア南部あたりを原産地とし、主に枯死したセリ科 Eryngium(エリンギウム)属植物の根から発育するのでエリンギと呼ばれます。
日本には自生していないので、食卓に並ぶものはすべて人工栽培されたものです。ヨーロッパでは天然物が古くから食用にされており、多くの料理に使われています。天然物を見かけたらぜひ食べ比べて見ましょう。日本に食用として導入された当初は食感がアワビに似るなど広告されたこともあるそうです。中国語では「杏鮑菇」といい、こちらにも食感をアワビに見立てた名前が使われています。
エリンギは近年多くの薬理作用が発見されており、健康食材として注目を集めています。便秘改善作用、免疫増強作用、中性脂肪の抑制効果、体脂肪低減効果など、現代人にはうれしい効果が満載です。
カロリー過剰気味な現代人にはうれしいヘルシーな料理です。ぜひお試しください。
[材料]
エリンギ ……… 400g
ニンニク ……… 40g
卵 ……… 半個
片栗粉 ……… 120g
バジル ……… 適量
[調味料]
醤油 ……… 大さじ2
酒 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 小さじ1
五香粉 ……… 少々
ごま油 ……… 小さじ1/2
片栗粉 ……… 大さじ1
[作り方]
1.エリンギをよく洗い、食べやすい大きさにぶつ切りにする。ニンニクはみじん切りにするか、すりおろす。エリンギとニンニクを、全ての調味料を混ぜ合わせたものと一緒にビニール袋に入れ、よくかき混ぜた後冷蔵庫に入れ1時間ほど冷やしておく。
2.冷蔵庫からエリンギを取り出し、よく揉む。余った漬け汁は捨て、エリンギだけを取り出し、溶いた卵をかけてよく混ぜ合わせる。これに片栗粉をまぶし、軽く押さえて衣を作る。
3.揚げ物油を鍋に入れて160度に熱し、衣をつけたエリンギを静かに入れ、全体がきつね色になるまでよく揚げる。火が通ったら取り出して油を切り、バジルを添えて完成。
Point!
余った漬け汁は使いません。
エリンギを鶏肉に置き換えて作れば普通の『鹽酥雞』になります。
エリンギは鶏肉よりも火を通す時間は短くて済みますが、しっかり火を通さないと消化不良を起こします。気をつけましょう。
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