昨日に引き続き大豆関連のレシピを紹介しましょう。なかなか珍しい料理ですが、その名を『酸辣豆腐腦』 といい、台湾では「素食」料理の店で食べられます。
豆腐腦とは台湾通の方にはおなじみ豆花の中国北部での呼び名で、デザートとして甘い調味料で味付けされる台湾の豆花と違い、どちらかといえば塩辛い調味料とあわせて調理されます。
日本では「豆花(にがりじゃなくて石膏でつくる)」がまず手に入らないので、豆乳に寒天を加えて作るか、絹ごし豆腐で代用しています。ただ台湾デザートの豆花とは違いこの料理は酸っぱ辛いソースをかけて食べるので、普通の豆腐でも十分おいしく食べられる思います。
中国の北部と南部では味や作り方が若干異なり、北部では八角などの香辛料を利かせたソースを少量かけて食べますが、大陸南部や台湾では『サンラータン』のような味付けでスープのようにして作られることが多いようです。今回紹介するレシピは中国北部の冷奴風レシピになります。
新鮮な豆腐にすりおろした生姜を載せ、おいしい醤油と鰹節をかけて食べる和風の冷奴もいいですが、中華好きならラー油と酢で味付けした『酸辣豆腐腦』に挑戦してみるのはいかがですか?
材料さえあれば一瞬で作れる簡単料理ですので、お試しください。
難易度:
☆
調理時間:
一瞬
材料:
絹ごし豆腐 ……… 2丁
ピーナッツ ……… 40g
ネギ ……… 20g
調味料:
酢 ……… 大さじ1
オイスターソース ……… 大さじ1
(醤油でもOK)
ラー油 ……… 大さじ2
砂糖 ……… 大さじ1
水 ……… 大さじ1
作り方:
1.豆腐を大き目のスプーンですくい、皿に盛り付ける。
2.調味料を全てよく混ぜ合わせ、豆腐にかける。砕いたピーナッツと刻んだネギを上に乗せて完成。
Point:
本来は豆花という豆乳を石膏で固めたものを使いますが、日本ではまず手に入らないと思います。食感が似ている絹ごし豆腐で代用していますが、普通においしく食べられます。
花椒や八角を煮込んだスープと五香粉を加えれば大陸北部(西部)の伝統的な味付けになります。
肉なしの麻婆豆腐のソース(とろみなし)を豆腐にかけるのが一番簡単かもしれません…。
温かい豆腐とソースでも作れます。お好みでどうぞ。
『サンラータン』の豆腐を糸状ではなく大きく切って調理したものも『酸辣豆腐(腦)』と呼ぶことがあります。
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