醉排骨│豚サーロインの甘酢ケチャップソースかけ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
今回は福建省は福州の名物料理『醉排骨│豚サーロインの甘酢ケチャップソースかけ』のレシピを紹介します。今月は福建料理が続いてますが…、なぜだかお分かりでしょうか?

…そうです、筆者がおいしい福建料理の店を見つけたからです(笑)。まぁ、お店自体はかなり前から時々通わせていただいてるのですが、久しぶりに訪れてみるとやっぱり美味い、福建料理って台湾料理の元祖だよなぁ、調べてみるかぁ…の流れで福建料理を紹介したくなってしまいました。

福建料理を知れば知るほど、街に出て「福州」の字を見かけると胸が高鳴り、とりあえず立ち寄っては味見してみるという変な病気が出てしまいました。美味しい店少ないんです。

というわけで筆者も時々かようとても有名な福建料理のお店も文末で紹介しちゃいます。台湾通の方は「なんだあそこか」とにやりとしてください(笑)。ガイドブック巡りやツアーでは絶対に行かない場所なので、個人旅行で時間があれば訪れてみてください。どれもハズレ無しの美味しい料理ばかりです。

3月からは台湾熱炒メニューを網羅してみたいと思っています。お楽しみに!

この料理は清朝没落のドサクサで長らくレシピが失われていたものを、1920年にある老人の口伝により復活させたという貴重なもの。その後様々な改良が加えられて現在のレシピに成っていると言います。





[材料]
豚サーロイン ……… 400g
ニンニク ……… 10g
ネギ ……… 少々
片栗粉 ……… 75g
カレー粉 ……… 少々
ケチャップ ……… 50g
胡麻ドレッシング ……… 少々

[調味料]
中華スープ ……… 50cc
醤油 ……… 大さじ2
酢 ……… 大さじ1
味の素 ……… 小さじ1/2
ウスターソース ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 大さじ2

[作り方]
1.豚サーロインを幅1.5cmの短冊状に切り、三箇所垂直に包丁を入れた後、包丁の腹で軽く叩いてほぐしておく。ニンニクとネギは合わせてすりおろすかみじん切りにする。これをボウルに入れて片栗粉をまぶし、上から少量の水を振りかけて湿らせておく(→Point参照)。

2.作り方1のニンニク、ネギ、醤油、砂糖、酢、ケチャップ、カレー粉、ウスターソース、胡麻ドレッシング、味の素、中華スープを混ぜ合わせソースを作る。

3.鍋に揚げ物油を180度まで熱し、作り方1の豚サーロインを入れて全体がきつね色になるまで揚げる。油から取り出したらサッと油を落とし、作り方2のソースと絡めて完成。

Point!
サーロインにはスジが残っていることがあるので、包丁を横に入れることで加熱時の縮みを防止しています。食感もあがるのでチョチョイと包丁を当ててください。

お酒を使わないのに「酔」の字が入っています。もともとソースの半分近くがワインなのですが、誰でも食べられる料理にするため抜いています。普通のレストランではワインを抜くか、一度加熱してアルコールを抜いて作るようです。グレープジュースなどで代用したい方は、砂糖と酢を抜いて同量のジュースを加えてみてください。

筆者おすすめの福建料理のお店は
新利大雅 福州餐廳
 電話    :02-2331-3931、02-2381-6161
 住所    :台北市峨嵋街52號7樓 (西門町、峨嵋駐車場の向かい、誠品西門店のビル上)
 営業時間 :AM11:30-PM14:30、PM17:00-PM21:30、全年無休

今までブログで紹介した福州料理は大体食べられます。
※台湾によくある本店と分店で訴訟合戦という問題を抱えている類似のお店があるのですが、どちらも似たような価格と味です(笑)。


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