豆酥鱈魚│揚げたおからとタラの蒸し物
『豆酥』とは、揚げたおからに醤油とごま油を絡めたもので、独特の食感と塩味があります。客家料理のレストランではよく注文される料理の一つで、かくいう私の友人が台湾に遊びに来たときには珍しさと味の良さから必ず食べに連れて行く料理でもあります。
台湾ではスーパーで普通に購入できる『豆酥』ですが、日本では自分で作らないといけません。作り方は簡単ですが、料理とあわせてつくると手間がかかるので、多めに作ってジャムの瓶などに入れ、冷蔵庫で保存して置きましょう。台湾ではこの『豆酥』を使った料理がたくさんあり、そのうち紹介したいと思います。
もうひとつの材料のタラですが、不思議なことに時々タラではなくヒラメを使った同じ料理を出す店があります。料理名にはしっかりと『鱈』の字が入っているのに材料がヒラメ…、台湾の食文化は謎が多いです。どちらにせよ非常においしい料理が作れるので、ぜひひと手間かけて作ってみてください。
豆酥の塩気とタラの旨みの相性が非常によく、ご飯が進むこと間違いなしの料理です。
『豆酥』の作り方はこちら。
難易度:
☆☆
調理時間:
1時間以内
材料:
タラの切り身 ……… 1片
(ヒラメでもよい?)
豆酥 ……… 大さじ2
ネギ ……… 少々
ニンニク ……… 2個
生姜 ……… 5g
唐辛子 ……… 少々
(一味唐辛子でも代用可能)
調味料:
酒 ……… 大さじ1
豆板醤 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1/4
胡椒 ……… 少々
作り方:
1.ネギ、ニンニク、唐辛子はみじん切りにする。生姜は2-3枚のスライスにする(みじん切りでもよい)。
2.タラはよく洗い平皿にのせ、生姜を上に乗せ、酒をまぶして蒸し器で器ごと15分蒸す。
3.熱した鍋にサラダ油(分量外)をひき、作り方1のネギ、ニンニク、唐辛子、豆板醤、豆酥を加えサッといためる。
4.小火にて鍋の中の水気がなくなる前に、砂糖、胡椒を加え味を調える。
5.蒸しあがったタラの上に作り方4の豆酥を乗せて完成。
Point:
タラはぶつ切りでよいと思いますが、ヒラメを使うときは一尾丸ごと器に載せて、蒸し時間を長めにするといいと思います。
蒸すときに水分が出てくるので、器はすこし深さのあるものを使ったほうがいいとおもいます。
蒸すのが面倒くさければ、ラップをして電子レンジでもよいかと。
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