當歸黃耆魚湯│トウキとオウギ入り薬膳魚スープ

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難易度:☆ 調理時間:1時間以内
本日はお手軽薬膳料理『當歸黃耆魚湯』のレシピを紹介します。使う生薬はいずれも日本でよく使われるものばかりで、漢方薬局まで行かなくても普通の薬局に頼めば取り寄せてもらえると思います。材料があれば本当に簡単に作れますので、ぜひ挑戦してください。

この料理では3種類の生薬を使います。滋陰作用のある枸杞の説明はまた別の機会においておくとして、今回は残りの二つ、当帰と黄蓍について”簡単”に説明しましょう。どちらも高麗人参と並ぶ非常に有名な生薬で、しかも筆者は黄蓍の研究をやっていたことがあり、詳しく説明しだすととキリがありませんので…(笑)。

当帰といえば補血の生薬。血行をよくしたり、造血に働きかけて貧血を治したりと、血に関する様々な疾患にこれでもかというくらいよく用いられます。甘口男で販売中の抗がん漢方にも時々入っていることがありますが、化学療法などによる貧血にも非常に効果のある生薬です。不妊症や貧血、手足の冷えなど、特に女性に多い病気と切っても切り離せないほど密接なかかわりのある生薬です。

黄蓍といえば補気、補気作用を持つ生薬を代表する存在です。こちらも様々な漢方処方に使われており、高麗人参とならんでアジア全土で非常によく使われます。高麗人参に比べて栽培が容易なため産出量も多く、台湾ではもっとも消費量の多い生薬です。抗がん剤の副作用を軽減させる効果などが見つかっており、近年注目を集めています。

当帰も黄蓍もそれぞれ非常に多くの薬理作用があり、現在でも膨大な数の研究論文が発表されつづけています。 どちらも最も研究の進んでいる生薬の一つといっていいでしょう。そしてどちらも「割りとおいしい」ため多くの薬膳料理に使われます。黄蓍は繊維質なので普通は食べませんが、当帰は煮込むと柔らかくなってそのまま食べられます。今回の料理でも器に飛び込んできた当帰は魚と一緒に食べてみましょう。

それでは、滋味いっぱいの薬膳スープ料理、『當歸黃耆魚湯』です。筆者も疲れたなと感じたら家庭で作って時々食べます。おいしいですよ!



蔥油淋雞│鶏肉と千切りネギのごま油かけ

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難易度:☆ 調理時間:30分以内
本日のレシピは『蔥油淋雞│鶏肉と千切りネギのごま油かけ』です。熱した油を食材にかけて完成させるなんとも豪快な料理で、日本でも高級中華料理などで使われる技法です。

実は『白斬鶏』にネギを載せごま油をかけても調理できるのですが、今回は簡単に電子レンジだけを使って調理しています。非常に簡単なためおつまみとしてもおすすめです。油の種類を変えても様々な風味の『蔥油淋雞』が出来ますので、いろいろとお試しください。

またレシピでは当ブログでは珍しく電子レンジを使って調理しています。蒸した鶏肉で作るのが普通なのですが、思い切って超簡単にアレンジしてみました。

日本では桜が満開でしょう。台湾にも日本ほどではありませんがいくつか有名な桜のスポットがあります。滞在中の方は陽明山や烏来などに足を運んでみてもいいえでしょう。日本とは一味違った、中華な桜を楽しめます。

さて2013年の台北市では、合わせて5850本の桜が植えられていたそうです。日本とは比べるまでもありませんが、そのうち過半数が陽明山に集中し多くの観光客を集めました。今年も2月の終わり頃から咲きはじめ、今ではもうすっかり葉桜です。のこり半数の桜の大部分は実はここ3年以内に市によって植えられたもので、市内各所に桜スポットが点在しています。「お花見」を観光事業化しようと台北市もここのところ桜の整備に躍起になっており、自治体からの要請で政府も植樹に力を入れています。

さて、この時期どこに行っても桜が拝める日本とは違い、台湾では桜を見るにはそれなりの準備と労力が必要です。写真愛好家の多い台湾では、桜吹雪を取るために桜の木を揺らして花を散らしたり、枝を折って持ち帰ったりするマナー違反が問題になっても居るようです。その辺の気質の違いも含めて中華桜を鑑賞するのも面白いものです。

それではレシピ行ってみましょう。


茄苳雞│アカギの葉と鶏のホイル蒸し

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難易度: 調理時間:2時間
本日はかなり珍しい台湾料理の一つ『茄苳雞│アカギの葉と鶏のホイル蒸し』という料理のレシピを紹介します。作るのはとっても簡単なのですが、材料であるアカギの葉が日本では沖縄以外で手に入らないため、難易度を☆3つとさせていただきました。

材料に使うアカギは中国語名を「秋楓」、「秋風」、「茄苳」などと呼び、学名を Bischofia javanica コミカンソウ科の常緑樹です。台湾には自生しています。中医学では葉を「茄苳葉」と呼び、腹痛や漆中毒の解毒剤として薬用に用います。近年、葉に強力な抗酸化作用が見つかり食道癌や肝炎の治療に用いられたりしています。なかなか前途有望な生薬の一つです。

日本でこの料理を再現する場合は、葉を別の食用植物に変えて作りましょう。蓮の葉、紫蘇の葉、桜の葉など、香り付けに使える樹木の葉なら何でも代用できると思います。

本来は鶏一匹を丸ごと使って作りますが、レシピでは炊飯器を使って調理するため包丁を入れています。大きな鍋で蒸して作れる方はもちろん鶏肉一匹分をそのまま使って作ってみてください。

それではレシピいってみましょう。



番茄牛肉燉飯│ドライトマトと牛肉の中華風パエリア

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難易度:☆☆ 調理時間:1時間以内
本日は西洋風『番茄牛肉燉飯│ドライトマトと牛肉の中華風パエリア』のレシピを紹介します。もしかしてきちんとした西洋風料理を紹介するのは今回が初めてかもしれません(笑)。

台湾、中国では西洋風の料理も漢字で表記されるのはご存知のとおり。グラタンは『奶油焗』、シチューは『炖牛肉』、『煨炖菜』などと言います。料理自体の名前というよりは、材料と調理方法を現したものが多く、慣れないと本当の中華料理なのか西洋料理なのか分かりにくいのが特徴(?)です。日本のいわゆるてんぷらも『炸○○』と○○に材料の名前を一つずつ入れて表します。とても分かりづらいですね。

幸い台湾では、漢字表記をそのまま中国語読みしたものだけでなく、料理名をそのまま日本語で伝えても通じることが多いようです。実は日本統治時代の日本語の単語が多く残っているのは韓国もそうなのですが、かの国では放送や公文章で日本統治時代の単語を使ってはいけないことになっているので、実際に現地で生活してみないと触れる機会はないでしょう。しかし料理だけに限っても「トンカツ」、「ギョーザ」など、韓国の日常生活では今でも普通に通用する日本語が多くあります。

同じように台湾でも統治時代の日本語が数多く残っています。しかも中国語だけでなく音声言語である台湾語があり、かつ言論統制がひかれていない、親日であるという台湾では、日々新らしい日本文化がそのままの名称で受け入れられ続けています。「コスプレ」や「マンガ」などはその最たるものでしょう。料理でも「(日本の)ラーメン」、「寿司」はもちろん、人によっては「つけもの」、「ワカメ」、「どんぶり」なども日本語の発音そのままで通じます。

さて、台湾の立法院では連日大規模なデモが繰り返されています。腹が減っては戦は出来ぬではないですが、おいしいものを食べながら、みなさんもぜひ現在の台湾のことに関心を持って話題にしてください。政治というものの難しさを知るいい機会になるでしょう。時機を見て私も近くに寄って来たいと思います。 

それでは、レシピ行って見ましょう。


茶油雞│茶油と鶏肉のスープ

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難易度:☆ 調理時間:30分以内
本日は『茶油雞│茶油と鶏肉のスープ』というちょっと珍しい料理のレシピを紹介します。

材料にある「茶油」とは中華料理で時々使われる高級食用油で、その名の通りお茶の木(チャノキ)の種子を搾って作られるオイルのことです。

お茶の油というと「え?そんなのあるんですか?」と驚く人も多いと思いますが、椿油の一種といえば分かりやすいでしょう。皆さんが引用にするお茶はツバキ科ツバキ属の学名チャノキ Camellia sinensis という植物の葉を様々に加工したもので、世界中で愛飲されているのはご存知のとおり。同じツバキ属にはサザンカやヤブツバキなど日本でもおなじみの多くの植物が含まれ、その上界のツバキ科の植物の実からも、それぞれ椿油が取れます。椿油はその原料によって様々な分類があり、原料がチャノキの種子の場合を特に「茶油」、中国語では「清油」などと呼びます。他の椿油も食用に出来るので、茶油が手に入らない場合は椿オイルで代用しましょう。

椿油は日本ではかなりの昔から女性の髪を整えるため、そして日本刀の手入れに、さらに近代ではゼロ戦の燃料などとして使われました。中国では皇帝や高級官僚だけが使える食用油として古代より使われており、現代でも超高級食品であるため庶民はまず家庭料理では使いません。台湾では普通に売られていますが、オリーブオイルより高級なためなかなか使う人はいないようです。


不飽和脂肪酸であるオレイン酸を非常に多く含み、その含量はオリーブオイル以上。非常に健康的な油として各国でも注目され始めているのですが、なにぶん生産量が少ないのと食用としての使用がメディアに注目されていないためまだまだマイナーな存在です。日本ではまだまだ通販でも取り扱っているお店が少ないので、ビジネスチャンスがありそうです。台湾でも生産しているのでだれか輸入してブームを巻き起こしてみませんか(笑)?


茶油を使ってみたい方はメールいただければ送ります。

それでは茶油を使って作る『茶油雞│茶油と鶏肉のスープ』のレシピいって見ましょう。

 
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