難易度:☆ 調理時間:30分以内
野菜たっぷりでヘルシー、濃いめの味付けでおかずにもぴったりな『白菜滷│中華風白菜餡かけ』のレシピを紹介します。チキンスープで煮込んだ白菜を餡かけにして食べる料理です。白菜の甘みとスープの塩味の組み合わせが絶品の料理です。
白菜といえば韓国のキムチを思い浮かべる方も多いでしょう。実は韓国の白菜キムチが生まれたのはごく近年、わずか100年ほど前のことに過ぎません。しかも持ち込んだのはかの国で暗殺された伊藤博文、1909年のことです。その後10年ほどの栽培研究を経て朝鮮半島各地に広がり、その後現在の形の白菜キムチが朝鮮半島全土に普及しました。
かの国では蛇蝎のごとく嫌われている伊藤博文ですが、彼がいなければ白菜キムチは生まれていなかったのかもしれません。同じくキムチに使われるトウガラシも、豊臣秀吉による朝鮮討伐で半島に伝わったといわれています。韓国人が毛嫌い(どころではない嫌い方ですが)する日本の両人がもたらした食材を使って、国を代表する食品を作っているというのもなんとも無情な話です。
ちなみに中国東北部にも韓国のキムチに似た白菜の漬物があります。『酸菜』などと呼ばれる漬物で、以前当ブログでもレシピを紹介しているので興味がある方は作ってみてください。
それではレシピです。
[材料]
白菜 ……… 500g
干しシイタケ ……… 20g
ニンジン ……… 5g
キクラゲ ……… 5g
ネギ ……… 5g
干しエビ ……… 10-20g
[調味料]
塩 ……… 少々
砂糖 ……… 少々
ごま油 ……… 少々
チキンスープ ……… 300cc
水溶き片栗粉 ……… 大さじ1
[作り方]
1.白菜をよく洗い、食べやすい大きさにざっくりと切る。干しシイタケを水で戻し、千切りにする。ニンジンとキクラゲを千切りにする。ネギをみじん切りにする。
2.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、白菜を入れてしんなりするまで中火で炒める。続いて白菜をフライパンの端に寄せ、空いたスペースに干しエビ、シイタケ、ニンジン、キクラゲを入れて軽く炒めてから白菜と混ぜ合わせる。
3.作り方2のフライパンに塩、胡椒、チキンスープを入れ、沸騰させたら蓋をして弱火で20分ほど煮込む。白菜が半透明になったら水溶き片栗粉を入れてスープにとろみをつける。器に盛り付け、ごま油を散らして完成。
Point!
白菜の芯の部分は薄めに、葉の部分は大きめに切るとよいでしょう。
干しエビは酒で戻してから加えても、そのまま使ってもどちらでも構いません。
すり下ろしたニンニクやトウガラシを好みで加えても美味です。
チキンスープの代わりに和風だしを使っても作れます。
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