麻婆豆腐│マーボー豆腐

紅油湯』で作る本格四川シリーズ第四弾はご存知『麻婆豆腐│マーボー豆腐』。台湾料理のブログなのに、一番紹介している料理かもしれません(笑)。

四川料理を代表する料理の一つなのですが、日本以外の地域では四川料理のレストランの外でほとんど食べられることがありません。なので、四川省以外の中国人はこの料理の名前も知らずに一生を過ごすこともままあるのです。

日本ではあまりにも有名な中華料理のため、中国全土で食べられているとつい錯覚してしまいますが、実際はそういうものなんですね。ちなみに日本でここまで流行らせたのは四川料理人陳建民、鉄人陳健一のお父さまです。

麻婆豆腐は清朝1860年前後に四川省成都で陳森富という人の妻劉氏が開発したのが始まりとされます。劉氏は雇用者たちに「麻婆(あばたのおばちゃん)」と呼ばれており、それがそのまま料理の名前となりました。日本で作る『麻婆豆腐』は醤油と豚挽き肉を使って作るのが一般的ですが、本場四川省ではそれはもういろいろな材料を入れて作ります。今回のレシピでは本場四川の味付けをなるべく再現できるように作っています。まぁ、材料が一つ二つ抜けても味は余り変わらないと思うので、まずは手に入るものだけで作ってみてください。

辛さの中にある真の旨味、ぜひ体験してください。
 


難易度:


調理時間:
30分以内

材料1:
豆腐 ……… 200g(半丁)

材料2:
豚挽き肉 ……… 10g
タマネギ ……… 50g
ザーサイ ……… 30g
ニンニク ……… 20g
ネギ ……… 20g
トウガラシ ……… 20g
花椒 ……… 10g
ショウガ ……… 10g

調味料1:
醤油 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 大さじ1
ラー油 ……… 大さじ2
紅油湯 ……… 大さじ2
酒 ……… 大さじ1

調味料2:
水溶き片栗粉 ……… 大さじ1


作り方:
1.タマネギとザーサイはみじん切りにする。ニンニク、ショウガ、トウガラシはみじん切りにする。ネギは千切りにする。花椒はすりおろして粉にしておく。

2.鍋に油をひき、さいの目に切った豆腐を表面がきつね色になるまで揚げておく。火が通ったら取り出しておく。

3.作り方2の鍋に少量の油を残し、作り方1で下ごしらえした材料2を全て入れていためて香りを出す。続いて調味料1を混ぜ合わせたものを加えて沸騰させる。

4. 作り方3の調味料が沸騰したら、作り方2の豆腐を入れざっとかき混ぜて味を絡めたら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけて完成。


Point:
最初に豆腐を軽く揚げておくのがコツです。こうすることで豆腐表面にスープが絡みやすくなります。

後は特に何も難しいことはないはずです。手早く作りましょう。

ザーサイはなくても作れます。


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