本日は『桃仁燒絲瓜│糸瓜と胡桃炒め』という料理を紹介します。
もともとは狭西省の料理なのですが、なぜか台湾でも食べられます。糸瓜を食べる習慣がない方はカボチャやダイコンで作りましょう。
クルミは紀元前7000年(!)にはすでに食用にされていたといわれる非常に歴史のある食べ物です。現在のようにイネやコムギが主食となる前はほとんどの人類が保存食として採取していたのでしょうか。一口にクルミといっても、その種類は多種多様。クルミ属の植物は世界中で30種類ほどがあり、これら植物の実を一括して「クルミ」と呼びます。
近代に入ってからは食用としてよりも「ウォールナッツ」という名の高級建材として、大量に需要がありました。チーク、マホガニーと共に世界三大銘木の一つに数えられ、高級家具やライフルの銃床として使われます。大量に伐採されたおかげで、値段が高騰しているとか…。
クルミの実はなんと70%が油分。大量のビタミンEやミネラル分を含み、非常に優秀な栄養源となります。
食用としても、建材としても長い歴史を持つ非常に有用な植物で、世界各地の神話や伝説にも登場します。歴史をかみ締めながら食べましょう。
難易度:
☆☆
調理時間:
30分以内
材料1:
胡桃(生食用) ……… 100g
糸瓜 ……… 300g
ショウガ ……… 10g
トウガラシ ……… 2本
ネギ ……… 少々
調味料1:
酒 ……… 大さじ1
中華スープ ……… 100cc
塩 ……… 小さじ1
味の素 ……… 少々
胡椒 ……… 小さじ1
調味料2:
固形ブイヨン ……… 大さじ1/2
水溶き片栗粉 ……… 大さじ1
作り方:
1.糸瓜は皮をむき、厚さ1.5cmの輪切りにする。
2.熱した鍋に大さじ3のサラダ油(分量外)をひき、胡桃を入れてきつね色になるまで火を通したら取り出しておく。 続いて作り方1の糸瓜を加え、強火で透明になるまで火を通す。火が通ったら取り出して油を切っておく。
3.鍋に少量の油を残し、みじん切りにしたショウガをいためて香りを出したら、胡桃、糸瓜、調味料1を加え味を調える。
4.加熱して沸騰したらそのまま強火で1分ほど煮込み、輪切りにしたトウガラシ、みじん切りにしたネギを加え、固形ブイヨンで味を調える。火を止めて水溶き片栗粉を加えてとろみをつけて完成。
Point:
糸瓜以外にもダイコンやニンジン、カボチャでも作れます。中華スープと固形ブイヨンの塩味で味を付けるのが定番ですが、砂糖を加えても美味しくなります。日本の出汁で作ってもよいでしょう。
胡桃は生食ができるものを使いましょう。生の胡桃を使うときは一度油で炒めて火を通します。
糸瓜を揚げるときは、皮に近い部分が箸でつまむと変形するくらいに柔らかくなればOK。後は煮込んで火を通します。
桃仁燒絲瓜│糸瓜と胡桃炒め
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2013年10月27日日曜日
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