難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『芒果拌牛肉│芒果と牛肉のサラダ』のレシピを紹介します。醤油で味付けしたスープで表面だけを茹でた牛肉に、新鮮な芒果を合わせて作る料理です。日本で芒果を買うと贈答用は数千円もしますが、 台湾は一つ200円ほどで、産地でなら数十円で買えます。
台湾では今まさにマンゴーの旬を迎えています。台北の市場では南部で栽培された様々な種類のマンゴーを見ることができます。台湾のマンゴーの品種をまとめた記事があるので参考にしてください。
東京の築地市場は今では一大観光スポットとなっています。台北にも同じようにいくつかの食品市場があり、その中でも各市場の人々が買い付けに来る中央卸売市場と呼べるのが華中橋の隣にある「中央市場」です。俗称では中央市場とひとくくりにして言いますが、この市場は魚類、野菜、果物の三つの市場が集まったもので、正確にはそれぞれ別々の名前があります。ちなみにどこも月曜日はお休みです。
特に野菜、果物の市場は台北最大規模で、朝三時過ぎから自分のお店用に買い付けに来る商人たちで市場はごった返します。セリなどは行われていないので、普通の人も普通に購入できるのですが、買い物にはちょっとしたコツのようなものがあります。早朝の早い時間、特に4時から8時くらいまではお店用の商品を箱買いする人でいっぱいなので、市場の熱気を感じるにはいいですが、ほとんどのお店は箱やkg単位でしか売ってくれません。その代り市場卸値で新鮮な食材を購入することができます。青い5tトラックが市場近くの道を埋ずめ、脇にある快速道路の入り口から次々と出発してゆく光景はなかなか見ものです。
その少し後の時間帯は自分の経営する飲食店の食材を買い付けに来る自営業者の人々でにぎわいます。同じく箱買いしていきますが、一部の食材は個単位で購入ができるようになります。青いトラックよりもワゴンタイプの自家用車が目立つようになります。
その後、午前中から午後にかけては近くに住む主婦らが家庭で使う食材を買い求めにやってきます。箱売りした後の売れ残りを買っていくわけですが、売っている方も売り切ってしまえばその日の仕事が終わりで家に帰れるので、値段が跳ね上がるわけではありません。スーパーマーケットの半分ほどの値段で購入できるので近くに住む主婦たちはこぞって大量の食材を購入していきます。
昼前には市場の営業は終わりますが、市場の外周にある個人のお店や市場内の売れ残りを裁く人たちもいるので1-2時くらいまでは買い物を楽しめます。台北観光中で朝早くに目が覚めて眠れなくなってしまった時など、カメラ片手に訪れてみましょう。見たこともない果物や野菜と出会えるかもしれません。
他のアジアの市場のようにスリの心配もいらず安心して見学や買い物を楽しめます。
注意事項ですが、自家用車で行く場合は駐車場が少々不便です。快速道路をくぐってすぐ隣に大規模な駐車場がありますが、ほとんどが年間契約したトラックが所狭しと駐車しています。自家用車を止めるスペースは駐車場の端の端にしかないので箱買いする場合などは荷物の運搬が極めて不便です。観光客ならタクシーで行くのが良いでしょう。
それではレシピです。
[材料]
マンゴー ……… 1個(約300g)
牛肉 ……… 300g
タマネギ ………半個
香菜 ……… 適量
(なくてもよい)
トウガラシ ……… 1本
[調味料1]
醤油 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 大さじ1
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
[調味料2]
片栗粉 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
[作り方]
1.マンゴーの皮をむき、1cmほどの太さの千切りにする。タマネギを千切りにし、水にさらして辛みを抜いておく。香菜とトウガラシをみじん切りにする。
2.牛肉を太さ1cmほどの千切りにし、すべての調味料2を混ぜ合わせたものに15分ほど漬けておく。鍋に水を沸騰させ、漬けておいた牛肉を表面の色が変わるまで20-30秒ほど茹でて火を通す。
3.作り方2の牛肉に、水を切った作り方1のタマネギ、マンゴー、香菜、トウガラシと調味料1の醤油、砂糖、ごま油を混ぜ合わせて器に盛り付ける。最後に塩、胡椒を振りかけて味を調えて完成。
Point!
牛肉はチキンスープなどで煮込むと味がついてよいですが、お湯だけで作っても十分おいしいものが食べられます。
マンゴーは品種によってかなり大きさが違いますが、一般的なこぶし大のマンゴーを使いましょう。
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