難易度:☆☆、☆☆☆ 調理時間:1時間以内
浙江省の名菜『錦繡中華│中華絢爛盛り合わせ』のレシピを紹介します。材料に火を通して薄切りにして並べるだけと、調理は非常に簡単なのですが、カボチャで彫刻をするのが必須という変わった料理です。技量の限りを尽くして美しい彫刻を彫り上げてください。調理時間のほとんどはカボチャに彫刻することになります。
この料理の中心となる彫刻は「華表」と呼ばれる中国各地にあるトーテムポールのような柱をモチーフにします。最も有名な華表はやはり北京天安門にある二対の華表でしょう。白玉で作られた高さ10mほどの八角柱で、先端には四肢を地に着け天を見上げた望天(犼とも)と呼ばれる生き物が彫られています。望天は九匹いる竜の子供の一つで、"主君の帰りを待つ"という意味がこめられているそうです。天安門の華表は500年以上の歴史があります。
元々は民の平和と賢帝を望む祈りが望天の姿を借り、徐々に民間信仰となったものといわれています。裏を返せばそれだけ世が乱れ、優れた統治能力を持った皇帝がいなかったということです。中国も毎度大変です。
筆者も数度天安門を訪れたことがありますが、今回のレシピを書くまで華表というものがあることを知りませんでした(笑)。あれだけ大きな広場と目の前に広がる紫禁城を見てしまうと、高さ10mほどの石の柱には気付かないものです。次回訪れる機会があればしっかりと目に焼き付けてきたいと思います。
華表は中華の象徴として各地の大学、役所、寺廟などに設置されることの多いようです。台湾では特に寺廟の入り口に設置されていることが多いので、見かけたら写真でも撮ってこの料理を作るときの参考にしてみてください。
天安門の華表。
望天の下部には雲をモチーフにした彫刻もあります。
[材料]
鶏むね肉 ……… 150g
アヒルむね肉 ……… 150g
ガチョウむね肉 ………150g
ハム ……… 150g
チャーシュー ……… 150g
卵白 ……… 150g
厚揚げ ……… 150g
カマボコ ……… 150g
カボチャ ……… 適量
熟鸡脯肉150 克,卤鸭脯肉150 克,烧鹅脯肉150 克,熟火腿肉150 克,
叉烧肉150 克,蛋白糕150 克,蛋黄糕250 克,素火腿150 克,蟹黄鱼粒150
克,南瓜颈1 只计250 克。
[調味料]
[作り方]
1.鶏むね肉、アヒルむね肉、ガチョウむね肉、ハム、あわ立てた卵白、かまぼこを蒸すか調味料で煮込むかして火を通しておく。
2.ハムの一部を幅2cm、長さ9cm、厚さ0.3cmのうす切りにし、平たい器に扇状に並べる。残りのハムを幅2cm、長さ4cm、厚さ0.3cmの薄切りにし、同じ器の別の場所に小さな扇状に並べる。
3.カボチャ以外の残りすべての材料をすべてハムと同じように大小二組のうす切りにし、それぞれ器の上に扇状に敷き詰める。
4.カボチャを彫刻して華表(→Point参照)とそれを囲む柵を作り、器の中央に盛りつけて完成。
Point!
カボチャは彫刻するだけです。食べません。
材料は基本的に単独で扇形を作りますが、配色を考えてそれぞれ組み合わせて扇にしてもかまいません。その他の材料を使ってもかまいません。
中国をあらわした料理です。どこまでも中華っぽく作りましょう。
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