難易度:☆ 調理時間:一瞬
「中餐丙級證照」の課題料理より、『韭菜涼拌豆芽│ニラとモヤシのサラダ』のレシピの紹介です。超お手軽、何の変哲もない湯通ししたサラダで、慣れると本当に一瞬で作れます。
今回の料理で使う(豆)モヤシが日本に普及したのは割りと最近、1980年代の半ばになってから。当時全国に急激に普及した『ラーメン』や『ジンギスカン』の副産物として需要が急激に拡大してからでした。それ以前はあまり日本の食卓には上らない食材だったそうです。
モヤシは漢字で「糵」と書きますが、これを覚えるのは大変ですね(笑)。もともと中国の古書に登場する字に訓を当てたものです。現代中国語では「豆芽(菜)」と書き、台湾では時に「豆菜」とも表記されます。中国語の方が一目瞭然ですね。「豆芽」の方は台湾語(福建語、広東語)で「Tau ge」のように発音するのですが、インドネシアではこの語を元にしてモヤシのことを「tauge」と呼びます。インドネシア語のほうにも「kecambah」というモヤシをあらわす固有語があるのですが、「tauge」の方がよく使われているようです。
ちなみにインドネシア語とマレー語は単語の90%以上が共通の兄弟言語なのですが、モヤシを意味するマレー語は「benih」といい、インドネシア語の「kecambah, tauge」と異なっています。おもしろいですね!
それではレシピいって見ましょう。熱湯による殺菌をお忘れなく!
[材料]
ニラ ……… 120g
モヤシ ……… 200g
トウガラシ ……… 1本
ショウガ ……… 20g
[調味料]
塩 ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1/2
[作り方]
1.ニラをぶつ切りにし、沸騰したお湯に一瞬くぐらせて殺菌した後水気を切っておく。
2.モヤシは豆の部分を取り除いておく。 トウガラシは種を抜き、千切りにする。ショウガは千切りにする。以上の野菜を沸騰したお湯にくぐらせて殺菌した後水気を切っておく。
3.すべての調味料をよく混ぜ合わせ、ドレッシングを作る。
4.ボウルに作り方1のニラ、作り方2のモヤシ、トウガラシ、ショウガを入れ、作り方3のドレッシングを加えてざっくり混ぜ合わせたら完成。
Point!
ニラとモヤシ、トウガラシ、ショウガは全部一度にお湯にくぐらせてもかまいませんが、食感を損なわない程度に数秒だけ湯にくぐらせましょう。上手く湯通しできるとシャキシャキ感がアップします。
実際に家庭で作る場合はドレッシングは市販のものを使ってもかまいません。レシピはあくまで試験用です。
湯通しは殺菌のためです。特にモヤシは生育条件から大腸菌や真菌が非常に繁殖しやすく、過熱しての食用が勧告されています。必ず湯通しなど火を通してから食べましょう。
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