難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『』のレシピを紹介します。60-70年代の台湾の家庭でよく作られていた肉そぼろのレシピで、豚ひき肉とニンニクやエシャロットを砂糖醤油で煮込んで作るシンプルなレシピです。中年の台湾人に食べさせると非常に喜ばれるでしょう。
九州より少し小さい位の台湾本島ですが、北部と南部では同じ料理でもかなり味付けが異なります。台北人が初めて台南料理を食べたときに感じるのはだいたいが「甘い!甘すぎるだろコレ!」という感想で、台南人が初めて台北の料理を食べると「味がない?薄すぎるだろコレ!」といった感じになります。全く同じ料理を食べ比べても確かに台南の料理は甘く、台北では薄味に感じます。スープやドリンクなどの液体料理などではより顕著で、一口飲んだだけで南北どこの地域で作られたのか分かるほどです。
ちなみに筆者は台南料理の甘口な味付けの方が好みです。始めて台南の家庭料理を食べたときなどは、好みにハマりすぎて一日に3kgも太ってしまいました。どれだけ食べてもなかなか箸を止められず、その後のダイエットに苦労した思い出が…(笑)。その時の経験がこのブログを始めるモチベーションにもなっています。
皆さんも台南地方に行くことがあれば、ぜひいろいろな料理を手当たり次第に食べてみてください。好みにハマると…、台湾移住を考えたくなります。
[材料]
豚ひき肉 ……… 300g
エシャロット ……… 3個
ニンニク ……… 5個
トウガラシ ……… 1本
ネギ ……… 1本
[調味料]
氷砂糖 ……… 大さじ1
醤油 ……… 小さじ2
固形ブイヨン ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
塩 ……… 適量
胡椒 ……… 適量
[作り方]
1.エシャロット、ニンニク、トウガラシ、ネギをみじん切りにする。
2.熱した鍋に少量のサラダ油(分量外)をひき、豚ひき肉を入れて色が変わるまで炒める。
3.作り方2の鍋にエシャロット、ニンニク、トウガラシ、ネギを加えて豚ひき肉と混ぜ合わせながら香りが出るまで炒める。続いてすべての調味料を加え、よくかき混ぜながら弱火で水気が無くなるまで煮込んだら完成。
Point!
氷砂糖を使うと肉に醤油とは違うカラメル色が付きます。現代式の肉そぼろと違って煮込む時間が少ないので粉砂糖で作っても味はほとんど変わりませんが、飴色に輝く肉そぼろは氷砂糖を使わないと作れません。
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