肉醬燒茄子│茄子のミートソース炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『肉醬燒茄子│茄子のミートソース炒め』のレシピを紹介します。パスタ用のミートソースを使ってナスを炒めて作るスタミナ料理です。材料さえ切ってしまえば、5分ほどで完成します。

肉とは動物の皮下組織、筋肉を指す言葉です。中国語では精神の対義語としても使われます。西洋の神学でも精神の対義語として肉(Flesh)が使われますが、Bodyの意味とは少し異なるようです。

日本ではもともと動物の肉はすべて「しし」と言っていました。これがいつからか漢字の「にく」音に取って代わられてしまい、動物の肉は「にく」と呼ぶようになりました。「しし」の発音は肉の異体字である「宍」などに残っています。

他にもイノシシや鹿威し(ししおどし)などに「しし」の語が残っています。イノシシの古語は「ヰ(ウィ→イ)」で、十二支の最後は今でもこの音で呼びます。

今でこそボタン、モミジ、サクラ、カシワなどと呼ばれるケモノ肉ですが、昔は全部「しし」で通じたのです。江戸時代頃にはさらにオオカミやカワウソなどのケモノ肉をひっくるめて「ももんじ」と呼び、これらの料理を提供する「ももんじ屋」が人気を集めたそうです。

それではレシピです。

写真はレシピにバジルを加えたもの。


[材料]
ミートソース ……… 150g
ナス ……… 350g
ニンニク ……… 10g
ショウガ ……… 10g
ネギ ……… 20g

[調味料]
酒 ……… 大さじ1

[作り方]
1.ナスをよく洗い、一口サイズに切り分ける。ニンニク、ショウガをみじん切りにする。ネギをみじん切りにする。

2.鍋に揚げ物油を熱しナスを3分ほど揚げて火を通す。ナスに火が通ったら取り出して油を切っておく。

3.鍋に少量の油を残し、ニンニクとショウガを炒めて香りを出す。続いてミートソースと酒、作り方2のナスを加えてよく混ぜ合わせる。アルコール分が飛んだら器に盛り付け、ネギを散らして完成。

Point!
ネギは気持ち小さめに切っておくと、揚げるときに火が通りやすくなります。しっかりと油を吸わせましょう。

ミートソースは市販の缶詰のものでOKです。加熱時は強火で炒めましょう。

単品のおかず料理ですが、そのままパスタに乗せたり、マカロニと合わせてチーズをのせオーブンで焼いたりしてもおいしそうです。

写真のようにバジルを加えても美味です。


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