豆豉鮮蚵│カキのトウチあんかけ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の熱炒料理『豆豉鮮蚵│カキのトウチあんかけ』のレシピを紹介します。カキをトウチをベースにしたソースでとじて餡かけにした料理です。たっぷりの旨味を楽しめます。夏場はイワガキか冷凍カキで作りましょう。

カキは世界各地の沿岸部で大量に養殖、漁獲されて食用にされる二枚貝です。一度着床するとほとんど動かないため、筋肉が衰退し、身はほとんどが内臓になっています。カキの身には豊富なグリコーゲンが含まれており、水なしでも一週間ほどの生存が可能だと言います。またこのグリコーゲンは旨みの素ともなっています。

カキの養殖の原理は非常に簡単で、現在の主流は筏式と呼ばれるイカダに等間隔にホタテの貝殻を結んだ紐を垂らしておくだけというものです。カキの幼生がホタテの貝殻に付着し、そのまま発育して一年程で出荷可能なサイズに育ちます。

台湾では彰化や澎湖で養殖が行われており、住民の主要な収入源となっています。付近を訪れることがあれば、海の上に浮いているカキ養殖のイカダにも注目してみましょう。台湾のカキ養殖イカダは非常に簡素な作りで、こんな簡単な設備でカキが養殖できるの!?とびっくりしてしまいます。

現在は韓国産のものが大半を占める輸入カキですが、その内台湾産のものも出回るかも知れませんね。

それではレシピです。



[材料]
カキ ……… 300g
ショウガ ……… 10g
ニンニク ……… 10g
トウガラシ ……… 10g

ネギ ……… 50g

[調味料1]
トウチ ……… 20g
酒 ……… 小さじ1
醤油 ……… 大さじ2
砂糖 ……… 小さじ1
水 ……… 大さじ2
水溶き片栗粉 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1

[作り方]
1.カキをよく洗い、沸騰したお湯で表面の色が変わるまで数秒茹でておく。

2.ショウガ、ニンニク、トウガラシ、ネギをみじん切りにする。

3.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、トウチ、ショウガ、ニンニク、トウガラシ、ネギを炒めて香りを出す。続いて作り方1のカキを入れ、ざっくりと混ぜ合わせる。さらに酒、醤油、砂糖、水を加えてよく混ぜ合わせて加熱し、沸騰したら水溶き片栗粉でとろみをつける。最後にごま油を散らして完成。

Point!
冷凍カキを使う場合はしっかりと解凍してから作りましょう。

いわゆる『天津飯』のような卵料理や豆腐とも相性が良いです。いろいろと試してみましょう。



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