難易度:☆ 調理時間:2時間
台湾名物『鳳梨酥│パイナップルケーキ』にも応用できる『紅豆酥│こし餡ケーキ』のレシピを紹介します。うっすらとチーズが香る生地でこし餡を包み、クッキー型に詰めて焼き上げて作る料理です。中の餡を換えれば様々なお菓子に応用ができます。
様々な料理やお菓子に鶏卵は欠かせません。和食でも中華料理でも卵がないと作れない料理が数多くあります。また日本国内では珍しく、需要量のほぼすべてを自国内で生産できている希有な食材でもあります。(もちろん加工されたものは一定量、生の卵液も少量ですが輸入されています。)
さて日本ではよく食料自給率の低さが問題となります。日本ではなぜかカロリーベースの食料自給率が問題になりますが、世界的には食料自給率といえば生産額ベースのものを指します。日本で問題になっているものと世界的に標準とされるものが違うという、なんというか…農林水産省の思惑が見え隠れする不思議な現象です(笑)。
世界各国のカロリーベースの食料自給率と、生産額ベースの食料自給率を比べてみましょう。(データ1、データ2)
カロリーベース | 生産額ベース | |
日本 | 39% | 70% |
アメリカ | 127% | 92% |
スイス | 57% | 70% |
ドイツ | 92% | 70% |
台湾 | 32% | 69% |
カナダ | 258% | 121% |
以上のようになっています。世界標準である生産額ベースの食料自給率はその他先進国とほぼ同じで、そう考えるとそれほど深刻な問題ではなさそうです。また日本のカロリーベースの食料自給率は先進国最低と言われますが、実は台湾のほうが下なのです。経済データだけでなく医療統計も時々こういうのが混ざりますので、心して眺めましょう。
それではレシピです。
[材料1]
無塩バター ……… 100g
塩 ……… 1g
砂糖 ……… 30g
卵黄 ……… 1個分
粉チーズ ……… 6g
練乳 ……… 25g
粉ミルク ……… 15g
中力粉 ……… 150g
[材料2]
こし餡 ……… 280g
[作り方]
1.常温に戻した無塩バターをボウルに入れ、塩、砂糖を加えてよく混ぜ合わせる。これに卵黄を加えてよく混ぜ合わせたら、粉チーズ、練乳、粉ミルクを加えてさらによく混ぜ合わせる。最後に中力粉をふるいながら加えて全体を均一に混ぜ合わせたら、ラップをして30分ほど生地を寝かせておく。
2.作り方1の生地を25g、こし餡を15gずつとりわけ、薄く広げた生地にこしあんを包む。これをクッキー方などに入れて表面が均一になるよう押し固める。
3.150度に熱したオーブンに作り方2の生地を型ごと入れ、25分ほど焼く。表面に焼き色がついたら完成。
Point!
中にパイナップル餡を詰めればそのまま『鳳梨酥』になります。ほかにもいろんなものを詰めてみましょう。
0 コメント :
コメントを投稿