難易度:☆ 調理時間:30分以内
一度味を知ってしまうとときどき無性に食べたくなる台湾料理『蔥油餅│台湾ネギ焼き』のレシピを紹介します。ネギを混ぜ込んだ小麦粉の生地を薄くのばし、フライパンで焼くだけ。冷凍保存しておけば食べたいときにすぐに食べられます。
『蔥油餅』に似た料理は中国各地、東南アジア各国で見られ、それぞれの国で軽食として食べられます。台湾では卵を加えたりして醤油で食べるのがデフォルトですが、東南アジアではチリソースやケチャップをつけて食べるなど、地域によって細かな違いがあります。
実は台湾では『蔥油餅』は『Pizza│ピザ』の原型であるという俗説が一部で信じられています。マルコポーロが伝えた、宣教師が伝えた、いやいやシルクロードの商人が伝えたなどいくつかのバリエーションがあります。形が似ているだけで全く別々に生まれた料理なので混同しないようにしましょう。
台湾では早朝から店を開いている朝食店やほとんどの学校の学食の激安定番メニューとして食べることができます。またスーパーでも冷凍されたものを手ごろな価格で手に入れることができます。簡単に自作できるので、料理ができないという人でも作り方だけは知っていることが多いようです。日本でいう目玉焼きサンドくらいの感覚でしょうか。
日本に長く滞在している台湾人を自宅に招くときは、軽食として出すと喜ばれると思います。作り方を覚えておきましょう。
[材料]
中力粉 ……… 500g
温水 ……… 290cc
(65℃程度)
ネギ ……… 適量(50-100g)
サラダ油 ……… 適量
[調味料]
塩 ……… 小さじ1/2
[作り方]
1.中力粉に塩を混ぜ、温水を少しずつ加えながらよく捏ねる。捏ねたら生地を八等分する。ネギをみじん切りにする。
2.作り方1の生地をラップの上などにのせ、平たく伸ばす。生地の表面にサラダ油を薄く引き、上にネギを均等に振りかる。端から生地を巻いていき、棒状に成型したら螺旋に巻いていく。螺旋に巻いた生地を上からつぶすようにして平たくのばし、円形に成型する。生地の完成。
3.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、作り方2の生地の両面を軽く焦げ目がつくまで焼いたら完成。
Point!
作り方2の生地の間にラップやビニールを入れて重ね、ビニール袋などに入れてそのまま冷凍庫へ。数週間の長期保存が可能です。
卵を加えるときは生地の片面が焼けたら持ち上げ、フライパンに溶いた卵を落として生地をかぶせて作ります。いろいろな作り方があるので工夫してみてください。
醤油やケチャップを付けて食べます。レタスなどを添えても美味です。
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