椒麻雞│鶏のから揚げピリ辛ソース絡め
今日は台湾に数多くあるタイ料理の店の定番メニューともいえる『椒麻雞』を紹介します。多くの台湾人もタイ料理と信じて疑わないこの料理ですが、実は雲南地方の郷土料理がオリジナルで本場(?)タイでこの料理は食べられません。
蒸した後カリカリに揚げた鶏皮と、レモンと花椒の効いたソースの相性は抜群で、大人から子供まで誰もが好きになること間違いなし。タイ料理といわれても信じてしまう異国情緒あふれる中華料理です。
ところで中華料理の日本語訳って難しいですね。麻婆豆腐のようにそのまま中国語が定着した日本語訳があればいいのですが、それができない料理は料理の説明そのままの日本語になってしまいます。
今回の料理『椒麻雞』も、日本では適当な訳語がありません。そのまま『椒麻鶏』で通じればいいのですが、それで通じる人はそれほど多くはありません。英語の訳を参考にしようと思って、英文を検索してみても「Pepper and hemp chicken」などと、どう考えても機械翻訳したのかと疑うような訳語が使われてたりします。(胡椒使ってないし…、Hempは麻(植物のアサ)で、この料理名の「麻」は「しびれる、麻痺」の麻なのに…。)結局タイトルのような料理を説明した日本語になってしまいました。ま、いつか誰かが適当な訳語を見つけることでしょう。
ちなみに中国語ではジャオ・マー・ジーと発音します。この料理、絶対日本で流行ると思うんだけどなぁ…。
難易度:
☆
調理時間:
1時間以内
材料:
鶏もも肉 ……… 200g
キャベツ ………50g
ニンニク ……… 5g
唐辛子 ……… 10g
調味料1:
醤油 ……… 大さじ1
酒 ……… 小さじ1
調味料2:
醤油 ……… 大さじ2
レモン汁 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
花椒 ……… 小さじ1/2
(パウダー状のものを使ってもよい)
作り方:
1.鶏もも肉は調味料1と一緒にビニール袋などに入れ20分ほどつけておく。キャベツは千切りにする。ニンニクと唐辛子はみじん切りにする。花椒は砕いておく。
2.作り方1の鶏肉を皿に入れて蒸し器で10分ほど蒸す。(→Pointに電子レンジで調理する方法)
3.鍋に160度の油を熱し、蒸した鶏肉を皮がパリパリになるまで揚げる。
4.鶏肉を切り分け、千切りにしたキャベツの上に乗せる。ニンニク、唐辛子、醤油、レモン汁、砂糖を混ぜ合わせたソースをかけ、最後に花椒の粉を振りかけて完成。
Point:
蒸すのが面倒なら、ラップをかけて漬け汁と一緒に10分ほど電子レンジに入れましょう。後で揚げるので中までしっかり火を通す必要はありません。
香菜のみじん切りをソースに加えてもいいですが、日本では好みが別れます。好きな人は5-10gほどを刻んで使いましょう。
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