苦茶油麵線│ソーメンの椿油炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『苦茶油麵線│ソーメンの椿油炒め』のレシピを紹介します。中国語で苦油と呼ばれる椿油を風味づけに使い、野菜とソーメンを炒めた料理です。うっすらとした独特の苦みとよい香りが漂います。

椿油は中国語で「苦茶油」と呼びます。正確には原料となる植物の種類が異なり、少し風味が異なります。どちらも食用にできるので、手に入るものを使いましょう。

椿油はツバキ科ヤブツバキやサザンカの種子から得られる油です。ヤブツバキの種子から採ったものだけを「ツバキ油」、それ以外のものは「椿油」や「つばき油」と呼び分けます。この辺は日本薬局方との兼合いなので、日常生活では気にして使い分けるほどではありませんが、商品名として記載する時は注意が必要です。

中国では油茶と呼ばれるツバキの仲間や、茶葉を作るチャノキ(お茶のとれるチャノキはツバキ科の植物です)から搾油したものを苦茶油として用います。

食用として日本では天ぷら油や中国では炒め物など用いられるほか、化粧品の原料や日本刀の手入れなどにも利用されます。非常に応用範囲の広い自然油で、椿油と知らずに加工品を用いていることもあることでしょう。

食品売り場に見当たらなければ薬局で(注文すれば)手に入れることができます。

それではレシピです。



[材料]
ソーメン ……… 350g
キャベツ ……… 100g
ニンジン ……… 15g
ショウガ ……… 10g
椿油 ……… 大さじ3

[調味料]
塩 ……… 少々

[作り方]
1.キャベツとニンジンを千切りにする。ショウガをみじん切りにする。

2.鍋にお湯を沸騰させ、ソーメンを茹でて火を通す。火が通ったら取り出して水気を切っておく。続いて作り方1のキャベツ、ニンジンを茹でて火を通し取り出しておく。

3.熱したフライパンに大さじ2の椿油をひき、ショウガを炒めて香りを出す。火を止めて作り方2のソーメン、キャベツとニンジンを入れ、よく混ぜ合わせてから塩を加えて味を調える。最後に残った椿油を振りかけて器に盛り付けたら完成。

Point!
干しエビや豚肉を加えたレシピや、枸杞を加えて薬膳風にするものもあります。好みでいろいろな具を加えてみましょう。


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