本日のレシピはビールのおつまみにぴったりの『五香毛豆』のレシピを紹介します。熱炒の店などでつけだしとして出されたりもしますし、レストランの小菜として小皿で食べられる料理です。
日本の居酒屋と同じように、台湾でも仕事終わりの時間になると市内の熱炒店には多くのサラリーマンが集まります。注文した料理が運ばれてくる前に冷えたビールをグラスに注ぎ、仲間内で乾杯するのは世界各国共通の流儀のようです。
煮込んだ豆干や、ピータンも人気のおつまみですが、やはり枝豆は台湾でも一番人気のおつまみのようです。唇と舌と歯で莢から豆を取り出す行為と、何も考えずにビールを喉に流し込む行為の繰り返しが、仕事で疲れた脳には非常な快感に感じられるようです。
一本目のビールが開く頃、注文した熱々の料理がテーブルに運ばれてきます。今度は料理とビールの温度差を楽しむ時間です。『三杯鶏』や『椒麻鶏』、各種スープやチャーハンをお腹一杯食べ、また明日への英気を養うのです。仕事終わりのビールの楽しみ方は台湾も日本もほとんど変わりません。唯一違うのは、台湾では道端で泥酔するまで酔っ払う人がほとんどいないこと。台湾人は他人に酔っ払った後の世話を任せるのを非常に恥ずかしく感じるようで、この点に関してはなぜか日本人より敏感です。
筆者も何度か友人に底まで飲ませて家まで送ったことがありますが、毎度翌日以降にとても申し訳なさそうに謝られます。こちらとしては飲ませた側の責任を取っただけなのですが、台湾人はこれをすこし負担に感じてしまうようです。ちなみに家で飲むときはこの限りではなく、台湾人も安心してか大いに酔っ払います。台湾人の酔った姿を見たいときは、部屋で飲みましょう。
というわけで、今日のレシピは台湾風のおつまみ用枝豆。塩茹でした和風の枝豆も美味しいですが、台湾風のスパイシーな枝豆もとってもビールに合います。材料さえあれば簡単に作れるので、ぜひ挑戦してください。
難易度:
☆
調理時間:
一瞬
材料:
枝豆 ……… 400g
八角 ……… 3個
甘草 ……… 5g
桂皮 ……… 5g
水 ……… 1200cc
調味料:
塩 ………大さじ1
味の素 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 小さじ1/2
ごま油 ……… 大さじ1
作り方:
1.八角、甘草、桂皮、水、塩、味の素を鍋にいれ沸騰させる。
2.枝豆を作り方1の鍋に入れ、強火で1分ほど加熱し、中火にして3分間茹でたあと、水気を切ってボウルなどに入れる。
3.胡椒とごま油を枝豆と混ぜ合わせて器に盛り付けて完成。
Point:
枝豆は冷凍塩茹でのものを使ってもOK。凍ったままお湯に入れて過熱し沸騰させれば作れます。
甘草、八角、桂皮は全て大手スーパーの香辛料コーナーで購入できると思います。
茹で汁に好みでトウガラシを一本加えてもいいでしょう。
冷えても美味しいです。食べきれない分は冷蔵庫で保存しておきましょう。
0 コメント :
コメントを投稿