本日は『糖蒜│ニンニクの漬物』という料理のレシピを紹介します。台湾の小さなレストランの小菜コーナーで見かけたこともあることでしょう。台湾だけでなく中国大陸のほうでも広く食べられます。
ニンニクには解毒効果があり、この料理も肉や魚料理に添えるおつまみとして開発されたものです。ところがその味もさることながら、上手く漬けられた黄金色に輝く『糖蒜』は、料理の主役の座を奪ってしまうほど美味しく、今では中国全土のレストランや家庭で大量に作られています。
台湾や中国でも健康食品のブームというものがありますが、この『糖蒜』は数百年前から体によいといわれているまさに本物。殺菌作用、抗酸化作用、肝保護作用は他の食品と比べてもトップグループに入ります。
ちなみに台湾で市販されているニンニクは中国から輸入した粒の細かいものばかりで、どうみても日本産のニンニクの方が味も品質も全てが勝っています。つまり日本のニンニクでこの『糖蒜』を作れば、アジア最高のものが作れてしまうのです。(ヨーロッパには日本を越えるニンニクがあるとかないとか…)
レシピも非常に簡単ですので、作って後は3ヶ月待つだけ。今すぐスーパーで国産のニンニクを買い、この料理を試して見ましょう。 3ヵ月後には幸せに、そして健康になれること間違いありません。
難易度:
☆
調理時間:
30分以内+熟成
材料:
ニンニク束 ……… 300g
水 ……… 500cc
調味料:
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 200g
黒酢 ……… 50cc
作り方:
1.ニンニクの束の余分な皮をむき、長すぎる茎を切り落とす。皮は最後の1-2枚だけ残すこと。
2.ボウルに水(分量外)を張り、少量の塩(分量外)を溶かし、作り方1のニンニクを入れて6時間浸けておく。
3.鍋に水を沸騰させ、塩、砂糖を溶かす。塩と砂糖が溶けたら火を止め自然に冷まし、酢を加えてガラス瓶などに入れる。作り方2のニンニクを浸けラップなどをかぶせて蓋をし、3ヶ月漬け込んだら完成。
Point:
作り方2でニンニクを塩水に浸けるのは水分を抜くためです。水1リットルに3-5gほど溶かせば十分でしょう。余り濃すぎると塩気が残るので気をつけて。
作り方3で水を沸騰させるのは消毒の意味もあります。使う容器ももちろん熱湯やアルコールなどで消毒しておきましょう。
漬け込んだニンニクは肉料理に添える配料としてよく使われます。また小菜としても人気です。
漬け込んだ汁は「糖蒜汁」と言って、甘みの必要な料理に調味料として使います。台湾では特に焼き魚をする時に少量を振りかけて調理し、ニンニクの風味を楽しむようです。
トウガラシや八角、醤油などを一緒に漬けるなどアレンジの幅も広い料理です。
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