本日は『中餐丙級證照』シリーズから『香菇片扒青江│中華風シイタケとチンゲンサイのあんかけ炒め』のレシピを紹介します。シイタケとチンゲンサイだけを使って作るシンプルな料理ですが、見た目が美しいため会食時などの定番メニューとして食べられます。
本当にシンプルな料理なのですが、なぜか美しく盛り付けることを要求されます。時に点対称に、時にアシンメトリックに盛り付けて食べる人の目も楽しませましょう(笑)。
ちなみに料理名にある「扒」とは、中華料理の調理方法の一種を指します。日本でこの漢字は使いません。もともとは山東料理の一技法で、「スープでしばらく煮込んだ後とろみをつける」という調理方法を表しています。この料理ではシイタケを煮込んで、そのスープにとろみをつけている部分を指して「扒」なのですが、台湾料理ではほとんど使いません。
シイタケとオイスターソースの旨みがぎゅっと詰まったスープをチンゲンサイに絡めて食べる料理です。ぜひ挑戦してみましょう。
難易度:
☆
調理時間:
1時間以内
材料:
干しシイタケ ……… 12個
チンゲンサイ ……… 300g
調味料1:
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 小さじ1/2
水 ……… 200cc
調味料2:
オイスターソース ……… 大さじ1
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
調味料3:
塩 ……… 小さじ1/4
水 ……… 80cc
調味料4:
水溶き片栗粉 ……… 大さじ1
作り方:
1.シイタケを水で戻し、石づきをとって中心に十字の切れ込みを入れる。調味料1をシイタケに混ぜ合わせ、蒸し器で10分ほど強火で蒸す。チンゲンサイは一番外側の古い葉を取り除き、葉をまとめたままよく洗っておく。
2.熱した鍋に調味料3を入れて沸騰させたらチンゲンサイを入れ、中火で煮込んで火を通す。火が通ったら皿に放射状に並べておく。(→Point参照)
3.シイタケにも火が通ったら、器に溜まった水分ごと鍋に入れ、調味料2を加えて混ぜ合わせてから沸騰させる。最後に水溶き片栗粉でとろみをつけ、シイタケを放射状に並べたチンゲンサイの中心に盛り付け、汁を全体に満遍なくかけて完成。
Point:
チンゲンサイの並べ方はあくまで一例です。盛り付け方法を工夫して見た目も美しく目でも食せるよう作るのがこの料理の特徴ですので、かっこよく、美しく作りましょう。
色を工夫してニンジンを一緒に並べたり、スープに一味唐辛子を散らしたりもします。あくまで美しく作ってください(笑)。
しいたけを蒸さずにそのまま調理しても作れます。蒸さない時は1時間程度水に漬けておき、作り方3でもすこし長時間煮込んでからとろみをつけましょう。また、シイタケの切り方も工夫して美しく調理して下さい。
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