蠔油豆腐│豆腐のオイスターソース炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
手軽に作れておかずにピッタリな『蠔油豆腐│豆腐のオイスターソース炒め』のレシピを紹介します。フライパンで炒めた豆腐に中華スープとオイスターソースで作ったソースを絡めて作るおかず料理です。

1888年にオイスターソースを開発し商業化に成功したのは李錦裳という人で、彼は香港に本拠地を置くグローバル企業「李錦記」の創設者でもあります。二代目は戦前から盛んにアメリカへオイスターソースなどの中華調味料を輸出し財をなしました。現在も指導者である三代目の元、70年台に世界的に普及していた日本の醤油の製法を学んでオイスターソースのグローバル化に尽力し、品質と製法を改良しました。近年は産品の多様化にも力を注いでおり、中華調味料だけでなくレストラン、健康食品、不動産事業なども手がけています。今日の年商は100億人民元(約2000億円)以上で、オイスターソースの世界シェアトップの座に君臨しています。

香港には他にも調味料の製造・輸出で財を成したグローバル企業がいくつもあり、特に「李錦記」、「同珍醬油」、「淘大食品」、「八珍甜醋」の四社を香港四大酱園家族と呼び称えます。さすがに日本ではそれほど知られているわけではありませんが、華人のいる場所、つまり世界中で一定のシェアを持つ大企業です。日本でいう「キッコーマン」、「ミツカン」、「味の素」、「キユーピー」みたいなものでしょうか?

筆者が海外旅行に訪れる時は、ときどき現地の大企業に工場の見学を申し込み勉強させてもらうことがあります。台湾なら観光工場といって、各種企業の工場内を見学しながら色々体験も出来る制度があります。興味があれば交通部観光局のHPから探して訪問して見ましょう。


[材料]
豆腐 ……… 2丁
ネギ ……… 30g
サヤエンドウ ……… 20g
ショウガ ……… 5g
中華スープ ……… 200cc

[調味料]
オイスターソース ……… 大さじ2
砂糖 ……… 小さじ1/2
塩 ……… 少々
酒 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
水溶き片栗粉 ……… 小さじ2
ごま油 ……… 少々

[作り方]
1.豆腐を厚さ1cmほどに切る。ネギを1cmほどの長さに切る。サヤエンドウのスジを除く。ショウガをうす切りにする。

2.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、ショウガを炒めて香りを出す。続いて中華スープを入れて沸騰させ、オイスターソース、砂糖、塩、酒、胡椒で味を調える。

3.作り方2のフライパンに、豆腐とサヤエンドウを入れ、豆腐を崩さないように3分ほど中火で煮込んだら、火を止めて水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。最後にネギを加え、ごま油を振りかけたら器に盛りつけて完成。

Point!
豆腐は木綿、絹、卵何でも作れます。木綿豆腐で作るなら、一度焼いて焦げ目をつけた豆腐にその他の材料で作ったソースをかけても作れます。

好みで貝類、貝柱、エビなどを加えると味に深みが出ます。


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