菠菜羹│ホウレンソウの中華風あんかけ

難易度:☆ 調理時間:
野菜たっぷりのあんかけ料理『菠菜羹│ホウレンソウの中華風あんかけ』のレシピを紹介します。とろみのついた中華スープでホウレンソウ、ハム、トウモロコシをとじて作ります。とても簡単に作れる上、栄養価も高く、体も温まります。

ホウレンソウは漢字で「菠薐草」と書きます。中国語では「菠菜」、ヒユ科の植物で、学名は Spinacia oleracea といいます。中国には7世紀前後、唐代に今のネパールから伝わったとされ、古くは日本と同じように菠薐草と呼びました。当時のネパール辺りにあった Palinga(当時は頗稜と表記) という国の名前から頗稜菜と呼ばれるようになり、後にこれが転じて菠薐菜と書かれるようになったそうです。カンボジア→カボチャみたいなものですね。広東省の潮汕地区の閩南方言では「菠薐」と「飛龍」の音が似ているため飛龍菜とも呼ばれ、この名称も割と全国的に通用します。他にも鸚鵡菜、紅根菜などの別名があります。

日本には17世紀に中国から伝わり、かの伊達政宗もホウレンソウを食べた記録が残っているのだとか。しかし全国的に普及するのはアクが少なく味のよい品種が生また近代に入ってからで、和食の食材としてすっかり定着しました。

ホウレンソウを使った料理の歴史は中華に一日(千年?)の長があります。和食にはない色々な料理に挑戦してみてください。


[材料]
ホウレンソウ ……… 300g
ハム ……… 100g
トウモロコシ ……… 100g
卵白 ………1個分
中華スープ ……… 600cc

[調味料]
塩 ……… 少々
味の素 ……… 少々
ごま油 ……… 少々
水溶き片栗粉 ……… 大さじ1

[作り方]
1.ホウレンソウを沸騰したお湯で軟らかくなるまで茹で、取り出して冷水に付ける。冷えたら細かくみじん切りにする。ハムを細かく千切りにする。

2.鍋に中華スープを沸騰させ、トウモロコシ粒、ホウレンソウ、ハムを入れて1分ほど茹でる。塩、味の素を加えて味を整えたら、火を止めて水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。最後に卵白を入れてよくかき混ぜ、ごま油を散らしたら完成。

Point!
ホウレンソウは一度ゆでて火を通し、冷水で締めて色を鮮やかにします。そのままスープに入れると色が黒っぽくなってしまうので注意しましょう。



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