奶油蒸螃蟹│カニのバター蒸し

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾では屋台などでもおなじみ『奶油整螃蟹│カニのバター蒸し』のレシピを紹介します。中型のカニにバターを乗せて、アルミホイルに包んだまま蒸して作ります。食材さえあればとても簡単に作れます。

カニは卵で増えます。卵から孵化したカニの幼生は(例外はありますが)ナウプリウスと呼ばれる触角を使って遊泳する段階、さらにゾエアと呼ばれる足で遊泳する段階に成長します。この段階までは海中でプランクトン生活として浮遊生活を行います。更に成長が進むとそれぞれの種に適した場所に定着し、カニですがエビのようにしっぽの伸びたメガロパと呼ばれる段階に成長します。ゾエアやメガロパ段階の甲殻類はチリメンジャコによく混ざっているので、探せば結構見つかります。慣れるとかわいい(と思う人もいる)ので興味がある人は探してみましょう。

カニもエビも、幼生期はプランクトンとして海中を漂っています。一説によると生息範囲を広げるためといわれています。エビもカニも、さらには昆虫も、節足動物の仲間ですが、節足動物の祖先は今から約5億4200万年前のカンブリア紀に誕生しました。現生のほとんどすべての生物の祖先が生まれたのがこのカンブリア紀です。これ以降、生物は地表のすべてを覆いつくすように進化、分化していきます。

今でこそ人類が地上の覇権を握っていますが、時代によっては爬虫類や甲殻類、そして植物が地球でもっとも繁栄していた生物だった時代があったのです。

今から数億年後の地球ではどんな生物が闊歩し、またどんな料理を食べているのでしょうか?想像するだけでワクワクしてきますね。

それではレシピです。



[材料]
カニ ……… 1匹(中型、500g程度のもの)
タマネギ ……… 60g
ニンニク ……… 10g
バター ……… 40g

[調味料]
塩 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 少々
胡椒 ……… 適量

[作り方]
1.カニをよく洗い、えらなどの食べられない部分を除いておく。タマネギを千切りにする。ニンニクをみじん切りか薄切りにする。

2.熱したフライパンにバターを入れて溶かし、タマネギとニンニクを入れて香りが出るまで炒める。続いてすべての調味料を加え、酒のアルコールが飛ぶまで加熱する。

3.アルミホイルにカニを乗せ、上から作り方2のフライパンの中身をすべてかける。アルミホイルをたたんで蓋をし、そのまま蒸し器か炊飯器に入れて15分加熱する。

4.カニに火が通ったらホイルを開けて容器に盛り付けて完成。

Point!
カニは食べやすいよう、あらかじめ殻に亀裂を入れておいてもよいでしょう。

ホイルに穴が開いていないならオーブンでも作れます。丸ごと入れられるなら炊飯器でも調理が可能です。


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