難易度:☆ 調理時間:30分以内
生薬の買出しに迪化街に行き、人波にもまれてきたHigeneです。台湾もそろそろ年越しの準備で忙しい季節です。市場を訪れる旅行者の方は人手にお気をつけください。
本日は『蘑菇起司濃湯│キノコとチーズのポタージュスープ』のレシピを紹介します。好きなキノコで作れるので、様々な味と風味を楽しめます。
ポタージュという語はもともとはフランス語で、スープ全般を指すそうです。しかし日本ではなぜかとろみのついたスープをポタージュと呼び、透明なコンソメと呼び分けます。中国語の「濃湯」とは、固体成分の多いスープを指す語で、日本語のポタージュとほとんど同じ意味です。中国語でとろみがついているスープを「羹、焿」と呼ぶので、中国語、特に台湾で「濃湯」と書かれていれば、ほぼ西洋風のポタージュスープを指すと考えてよいでしょう。
スープという語はもともと「パンの切れ端」を意味します。古代ヨーロッパではちぎったパンを乗せた器に果実酒や肉を煮込んだ汁を注いで食べていました。これがいつしか汁物料理を指す言葉として定着するのです。いつしかスープは各種の材料を煮込んだ液体部分のみを意味するようになり、本来のパンのカケラはクルトンという別の名前で呼ばれるようになります。
食料の乏しかった時代の保存食であった固いパンを美味しく食べるための工夫であったスープは、、もともと主食です。軽い夕食を意味する英語の Supper とも同じ語源を持ちます。しっかりと作られたスープはそれだけで食事の主役になります。千変万化の中華スープ、今回はキノコとチーズがベースです。ぜひ挑戦してみてください。
[材料]
好きなキノコ ……… 50g
シイタケ ……… 30g
タマネギ ……… 20g
パセリ ……… 10g
チ-ズ ……… 30g
[調味料]
塩 ……… 小さじ1/4
胡椒 ……… 少々
スープ ……… 500g
[作り方]
1.好きなキノコとシイタケをみじん切りにする。タマネギはみじん切りにする。パセリはみじん切りにする。チーズは小さく切っておく。
2.熱した鍋に少量の油をひき、タマネギ、パセリ、好きなキノコとシイタケを炒めて香りを出す。その後調味料を加えて沸騰させ、弱火で5-10分煮込んで火を通す。
3.作り方2のスープをミキサーに入れ撹拌し、再び鍋に戻してチーズを加えてかき混ぜながら沸騰させる。最後にスープを器に注ぎ、上から少量のチーズを振りかけるなどして飾りつけたら完成。
Point!
チーズを入れた後の鍋はよくかき混ぜながら過熱しましょう。手を休めると焦げます。
刻んだベーコンなどを加えてもOK。
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