脆皮雞│広東風パリパリ皮鶏

難易度:☆☆☆ 調理時間:半日
広州十大名鶏」から『脆皮雞│広東風パリパリ皮鶏』のレシピを紹介します。台湾でも同名のファストフードがたくさんあるのですが作り方が異なります。今回のレシピは広東風です。

広東、台湾以外にも四川や湖南に同名の料理があり、探せばその他の地域にも様々にアレンジされたものがありそうです。元祖は広東料理だそうで、「広州十大名鶏」に常にランクインする伝統料理です。

台湾ではKFCのように衣をつけて揚げるタイプの『脆皮雞』の方が優勢ですが、もちろん広東風の『脆皮雞』も広東料理店で食べられます。さすが台湾ですね!

さてこの料理は鶏肉の乾燥過程が必要なため、調理には非常に時間がかかります。麻下ごしらえをして夕方やっと食べられるくらいでしょうか。しかし出来上がりは絶品、超本格的な鶏肉料理が出来ますので、腕に覚えのある方はぜひ挑戦していただきたいと思います。

ただ食べたいという方は台湾か香港行きの飛行機に乗りましょう(笑)。



[材料]
鶏肉 ……… 1匹分(約1kg)
レモン ……… 1個
ネギ ……… 1本

[調味料1]
水あめ ……… 大さじ1
酢 ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ1
温水 ……… 大さじ3

[調味料2]
塩 ……… 大さじ1
五香粉 ……… 小さじ1

[作り方]
1.鶏肉はよく洗って適当な部位ごとに切り分けた後、沸騰したお湯で茹でてアクを抜き、表面に軽く火を通しておく。表面の色が変わるまで火を通したら、取り出してしっかり水気を切っておく。

2.調味料1を小皿などに入れ、水あめが溶けきるまできれいに混ぜ合わせる。これを作り方1の鶏肉の表面にきれいに塗っておく。

3.調味料2を混ぜ合わせたものを軽く炒めて香りを出したら、大さじ1/2ほどを取って作り方2の鶏肉の皮がない部分(腹の中や関節の切れ目など)に振りかけておく。その後鶏肉を涼しい場所で7-8時間乾燥させる(→Point参照)。

4.鍋に多めの揚げ物油を入れ、弱火で140度ほどに熱する。作り方3の鶏肉を入れ、弱火で20分ほどじっくりと揚げたら、最後に強火にして表面をカリカリに揚げる。

5.鶏肉を取り出してよく油を切ったら、食べやすい大きさに切って器に並べる。千切りにしたネギと薄切りにしたレモン、残りの調味料2を添えて完成。

Point!
鶏肉はフックなどに通して吊り下げて乾燥させるといいですが、ない場合は網の上などにおいて乾燥させましょう。網の上で乾かす場合は途中でひっくり返しましょう。扇風機の前においておけば乾燥させる時間を半分から2/3ほどに減らせます。

虫が寄らないような風通しのいい場所で作りましょう。

本来は水あめの代わりに純粋な「麦芽糖」を使います。 手に入る方は麦芽糖を使ってください。


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