ギンモクセイの香りが香る『桂花南瓜|カボチャの甘露蒸桂花風味づけ』のレシピを紹介します。砂糖と蜂蜜をまぶしたカボチャに桂花(ギンモクセイの花)の香りを移した料理です。カボチャと蜂蜜、そしてギンモクセイの甘い香りが広がります。
ギンモクセイはいわゆるモクセイ(木犀)のことで、中国語では桂花、学名を Osmanthus fragrans と言います。キンモクセイは同じ植物の変種(学名は O. f. var. aurantiacus)です。普通モクセイといった場合は品種ギンモクセイ(O. f. var. fragrans)を指します。
中国にも金桂、銀桂などという変種があるのですが、日本のキンモクセイ、ギンモクセイとは対応していないので注意が必要です。
中国では古くからお酒や料理の香り付けに用いられており、台湾でも良く使われる食材です。ただし市販の桂花は栽培時に高濃度の農薬を使うことが問題視されており、大量の摂取は避けたほうがよいでしょう。料理の香り付けに使うくらいなら全く問題はありませんが、腎臓や肝臓に問題がある方は避けたほうがよいかも知れません。台湾で使われる桂花は輸入販売時に政府機関の農薬チェックを通過しています。全数検査ではないので過信は禁物ですが多少は安心かと。
今回はそんな桂花で香りをつけたカボチャ料理です。桂花の代わりに好みのハーブを使って作っても良さそうです。
[材料]
カボチャ ……… 200g
桂花 ……… 少々
(ギンモクセイの花を乾燥させたもの)
山楂子 ……… 5g
[調味料]
砂糖 ……… 大さじ3
蜂蜜 ……… 大さじ5
塩 ……… 小さじ1/3
[作り方]
1.カボチャの皮を剥いて種を除き、食べやすい大きさに切っておく。
2.桂花と山楂子を適量の熱湯(分量外)に付けて柔らかくしておく。
3.耐熱容器にカボチャを並べて上から桂花と山楂子を乗せ、全ての調味料をまんべんなくまぶす。容器ごと蒸し器にかけ強火で20分蒸す。荒熱が取れるまで冷ましたら完成。
Point!
カボチャは砂糖と山楂子を加えた水で煮込んで甘露煮にしてから、桂花をちりばめても煮たような料理が作れます。
カボチャにまんべんなく砂糖と蜂蜜をまぶすのがポイントです。ボウルなどに入れて混ぜあわせてから容器に並べたほうがムラにならずによいかもしれません。
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