杭州名物『東坡肉』とは少し趣の異なる客家名物『客家封肉│客家風豚角煮』のレシピを紹介します。レシピでは紹興酒や八角を使わずに作っていますが、これらを使った『客家封肉』もあります。基本的には同系統の料理です。めちゃめちゃご飯に合います。
料理名の「封」は調理時に鍋に蓋をして「完成まで開けない」という意味が込められています。また「官位に封じる」の寓意が込められており、縁起物料理としても食べられます。
レシピでは1時間煮込んでいますが、2時間3時間と続けて煮込むと、恐るべき軟らかさの肉料理が出来ます。時間の有る方はぜひ試してみましょう。
この『客家封肉』をご飯にのせた『封肉飯』はおかわりが止まらなくなるほどのおいしさです。ぜひ本場新竹や苗栗で味わってほしいところですが、日本でも再現できます。これはもう作るしかないですね!
[材料]
豚バラ肉 ……… 900g
[調味料]
醤油 ……… 350cc
水 ……… 500cc
酒 ……… 大さじ3
胡椒 ……… 少々
塩 ……… 少々
チキンブイヨン ……… 小さじ1
氷砂糖 ……… 50g
[作り方]
1.豚バラ肉をよく洗い、表面の水気を良くふき取っておく。
2.鍋に豚バラ肉が浸かるほどの揚げ物油を入れ、170度まで熱する。これに作り方1の豚バラ肉を入れて1分ほど表面の色が変わるまで揚げたら、取り出して油を切っておく。
3.鍋に作り方2の豚バラ肉、すべての調味料を加えて蓋をし、沸騰させたら弱火で1時間ほど煮込む。
4.豚バラ肉を取り出して食べやすい大きさに切り取り、器に盛りつけたら完成。
Point!
普通はゆでたチンゲンサイを添えます。
豚肉を煮込んだスープでタケノコなどを煮込んでもおいしいです。また、豚肉を40分ほど煮込んでからタケノコを加えて一緒に煮込むと風味が増します。干しタケノコを使うとより客家風に。
一口食べるとすぐに分かりますが、ご飯との相性が抜群です。アツアツの白ご飯を添えて食べましょう。
最後の煮込みの段階は実は炊飯器で調理できます。炊き上がってからそのまま保温を続ければ、数時間で芯まで味が染みます。
トウガラシを一本加えると風味が増します。好みでお試しください。
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