2014年1月10日金曜日

榨菜滷大腸│豚モツのザーサイ和え

難易度:☆☆ 調理時間:1時間以内
「客家美食大賽」の入選料理(をちょっとだけアレンジ)の第三弾!まだまだ続きます。今回は『榨菜滷大腸│豚モツのザーサイ和え』の紹介です。今までで一番客家料理らしい料理です。

日本でもおなじみザーサイは宋代に四川省で生まれ、近代に入るまでまったくのローカル食材だったものが、1930年代に商業生産が始まったため一気に普及した漬物の一種です。日本で食べられるようになったのはそれ以降、特に戦後に入ってから急速に普及しました。現在は台湾や日本国内でも生産されています。台湾においても歴史の浅い漬物だけに伝統的な客家料理ではあまり使われることはないのですが、この料理では伝統的な客家料理とザーサイを組み合わせた点も評価されているようです。

またレシピでは日本の寿司に添えるガリも付け合せに使います。客家料理の大会ともなれば、審査員もかなり保守的なはずなのですが、意外なものを上手く取り入れてそれでいて客家料理の風格を損なわないようアレンジされています。製作者に拍手を送りましょう。

ザーサイは中国語で「榨菜」と書き、甕に浸けるときに一度水分を搾ってから漬けるためこの名前が付きました。中国や台湾のものは日本のものより辛味が強いので、旅行時に食べるときは注意してください。


[材料]
豚モツ ……… 150g
ザーサイ ……… 75g
ネギ ……… 2本
ショウガ ……… 30g
トウガラシ ……… 1本
白菜の漬物 ……… 20g

[調味料]
塩 ……… 適量
酒 ……… 適量
氷砂糖 ……… 適量
ガリ ……… 適量
 (寿司用のものを使います)

[作り方]
1.豚モツは塩で揉んでおき、沸騰したお湯にくぐらせて火を通しておく。ネギはぶつ切りにする。ショウガは薄切りにする。トウガラシは輪切りにする。

2.熱したフライパンに適量の油(分量外)をひき、ネギ、生姜、トウガラシ、ザーサイ、白菜の漬物、酒、塩、氷砂糖を加えて炒め、火が通ったら豚モツを加えて混ぜ合わせるように炒める。

3.豚モツに火が通って味が染みたら、豚モツだけを取り出して食べやすい大きさに切り分ける。続いて鍋に残っているザーサイと白菜の漬物を取り出し、千切りにして器の底に並べる。上に豚モツを乗せ、ガリを添えて完成。

Point!
白菜の漬物はなくても作れます。

炒めるとき、漬物から出る汁で大腸を煮込むようにして味を付けます。汁気が足りない場合は少量の水を足して作りましょう。

冷めた状態で食べてもおいしいです。

日本酒によく合います。


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