台湾の家庭料理『乾燒意麵│台南風焼きそば』のレシピを紹介します。台湾、特に台南地方で様々な具を加えて食べられる麺料理です。意麺という台湾独自の麺を使って作りますが、日本でなら焼きそば麺で代用できます。
干したシタビラメでとった出汁を使った日本人好みの旨味たっぷりの焼きそばです。台湾風の干しシタビラメを手に入れるのは難しいため、レシピでは煮干しを使っています。
意麺とは台湾で流通している「油で揚げた卵麺」のことです。特に台南地方でよく食べられます。日本だと焼きそば麺が味も食感も近いです。
意麺は伊麺とも書き、これはさらに「伊府麺」という清代に発明された当時の即席麺に由来します。名称は伊秉綬という役人が発明したことから名づけられています。お客さんが来るたびに一から麺を打たなければいけなかった料理人の手間を軽減するために発明したのが始まりとされています。本人が料理好きだったというのもあるのでしょう。
伊秉綬は福建省の出身で、揚州の知府などを務めました。最期も福建省没し、現在は武夷山「水簾洞三賢祠」に祀られています。福建を観光することがあれば意麺を持ってお参りに行ってはいかがでしょうか?
それではレシピです。
[材料]
エノキタケ ……… 30g
ニラ ……… 30g
焼きそば麺 ……… 100g
煮干し ……… 30g
中華スープ ……… 100cc
[調味料]
オイスターソース ……… 小さじ1
塩 ……… 少々
砂糖 ……… 少々
[作り方]
1.エノキタケを食べやすい大きさに切る。ニラを食べやすい長さに切る。煮干しをみじん切りにする。
2.焼きそば麺を柔らかくなるまで茹でて火を通し、適量のサラダ油(分量外)を引いたフライパンで1分ほど炒めて軽く焦げ目をつけ取り出しておく。
3.作り方2のフライパンに少量のサラダ油(分量外)を足し、作り方1の煮干しをきつね色になるまで炒める。続いて中華スープとすべての調味料を加えて味を調え、エノキタケと作り方2の焼きそば麺を加えて水気が無くなるまでかき混ぜながら炒める。最後にニラを加えて混ぜ合わせたら完成。
Point!
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