簡単に作れる『溫泉蛋│温泉たまご』のレシピを紹介します。温度と時間が調理の決め手です。台湾料理でもなんでもありませんが、日本ブームもあってこの料理が好き、作ってみたいという人は多数います。日本でもきれいに作れる人は多くないと思いますので、これを機に作り方を覚えてしまいましょう。
台湾には日本人が拓いた温泉が多数あります。今回はそんな台湾各地にある温泉をぐるりと紹介してみます。台湾にある温泉はなんと100か所以上!
まずは台北市近郊にある温泉。北投と烏來(烏来)の二か所に天然温泉があります。北投はMRTで直接訪れることができて24時間営業の温泉も多いので、市内から多数の訪問客があります。某巨大日系温泉旅館が進出しているのもここ北投です。烏来はもともと原住民の集落で、側を流れる河底からも直接温水が湧き出しています。河原まで下りれば無料で足湯を楽しめます。こちらは市内からバスで1時間ほど。北投も烏來もどちらも立ち並ぶペンションや旅館の内湯を利用でき、ゆっくりくつろげます。
台北から南に車で1時間ほど、新竹苗栗エリアには清泉安と泰安に温泉が湧いています。清泉温泉は日本統治時代警察官の慰問所が設けられていた場所で、戦後はあの張学良が幽閉されていた場所です。バスを乗り継いでいかなければなりませんが、風情ある温泉が楽しめます。(かなりの田舎なので事前準備を入念に行ってから訪れましょう。)泰安ももともとは警察の保養地として開発されました。現在は高級リゾート化されていて、温泉によってはヒノキの浴槽もついています。清潔で景観などにも気が配られており筆者おススメの温泉地です。こちらもちょっと交通が不便ですが、苗栗駅からバスで直行できます。どちらも戦前は警察関係者しか入ることができませんでした、歴史の優越感に浸りながら入りましょう(笑)。
もう少し南に下ると嘉義の関仔嶺、高雄の宝来、不老、そして台湾最南端の屏東には四重渓温泉があります。関仔嶺と四重渓は台湾四大温泉のうちの二つ。関仔嶺では泥湯が楽しめます。温泉街は坂道が多いので足腰の鍛錬にもなります。宝来、不老の両温泉は隣り合うエリアにあり、険しい山中にある秘湯中の秘湯です(笑)。移動は高雄市内から2時間ほど見ておく必要があります(というか地理的には台南市内からのほうが近く時間もかかりません)。どちらも設備はしっかりしているので、風情と達成感を味わえます。四重渓温泉は清代から続く歴史ある温泉街ですが、もちろん日本統治時代に魔改造されて大いに発展しました。天皇家ともゆかり有る温泉地で、記念碑が残されています。
南部からぐるりと東側にまわり込んで台東に行けば、台湾有数の温泉地である知本温泉があります。泉質は最上級とされ、70-80年代に一大リゾートとして発展をしましたが、肝心のサービスやホスピタリティを洗練するところまではいかなかったようで、交通の不便もあって近年凋落著しい温泉地です。台湾四大がっかり観光地の筆頭と言えるでしょう(笑)。
東側を北上し、花蓮あたりまでいくとぽつぽつ小規模の温泉がありますが、今回はスルーして一気に台湾東海岸を北上。台北から車で一時間ほどの距離にある礁渓温泉とそこから少し南に下った蘇澳冷泉を紹介して終わります。礁渓は鉄道駅の目の前に広がる温泉街で交通アクセスもよく台北から多くのお客さんを集めています。筆者おススメの温泉街です。観光の合間に訪れるならココ。いわゆるすれてない温泉街の雰囲気を存分に味わえます。公衆浴場が発達しており、長く渓流のように流れる足湯がポイントです。足湯に沿って店を構える屋台で軽食を注文し、足湯につかりながらそれを食べると最高です。週末は無料ライブなども楽しめます。そこからさらに車で1時間ほど南下すると蘇澳冷泉があります。こちらの冷泉は世界でも極めて珍しい炭酸冷泉と呼ばれる冷泉で、ここ以外にはイタリアにしかありません。古くから冷泉が湧いていることは知られていましたが、炭酸水中では魚も昆虫も棲めないため有毒であると考えられており、誰も浴用、まして飲用には使っていませんでした。日本統治時代ひょんなことから日本の軍人竹中信景が飲んでみたところ炭酸水であることが分かり、彼は自身で出資してこの地に炭酸水工場を建て、商品開発をはじめました。この炭酸水を使ったラムネは1916年に日本で行われた万国博覧会に出品され銀賞を受賞しています。炭酸水は現在も豊富に湧き出しており、その水量を活かした炭酸水公園や浴場が整備されています。特に夏場は涼を求めた観光客で多いな賑わいを見せます。
というわけで台湾を反時計回りに一周しながら各地の温泉を見ていきました。特に台北近郊の北投、烏来、礁渓はアクセスも便利でおススメです。「台湾に温泉?台湾で温泉?」という新鮮な驚きが手軽に味わえるので、滞在が長くなったらぜひ訪れてみてください。
[材料]
卵 ……… 4個
水 ……… 600cc
[調味料]
醤油 ……… 大さじ4
水 ……… 大さじ4
[作り方]
1.卵は、冷蔵していれば常温に戻しておく。水を常温に戻しておく。鍋に水500ccを沸騰させ、火を止めてから残り100ccの水を入れる。卵を静かに入れて鍋に蓋をし、そのまま17分蒸す。
2.卵を取り出し冷水に浸けて冷やす。器に割入れて、醤油と水を混ぜ合わせたものをかけて完成。
Point!
水は卵がつかるくらいの量を用いましょう。沸騰したら火を止めて1/5量の常温水を加え、15-20分(レシピでは17分)蒸せば完成です。蒸時間で白身の固さがダイナミックに変わります。
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