鶏肉で作る餃子『雞肉蒸餃│鶏肉蒸し餃子』のレシピを紹介します。『小籠包』とは形状が違いますが、基本的な作り方は同じです。
中国で生まれた餃子は国境を越え、世界各地に派生料理を生み出しました。また国境を接するロシアでは『пельмени│ペリメリ』という類似の伝統料理があり、旧ソ連などの東欧諸国にも伝わっています。中国で生まれた料理というよりは中国北部で古代から食べられている料理なのかも知れません。
ウクライナでは『Вареники│ヴァレーニキ 』、ポーランドにも『pierogi│ピエロギ』という餃子に似た料理があります。ウクライナ語もポーランド語も同じ西スラブ語群に属しますが、ウクライナ語では「茹でたもの」という単語が元になっており、ポーランド語では祝祭を意味する「pir」という単語が元になっています。
韓国語では「饅頭」を漢字音で読んだ『만두│マンドゥ』、インドネシアやマレーシアでは中国語のピンインをそのまま英語で表記した『Jiaozi│ジァォジ』または日本語の音をそのまま読んだ『Gyoza』と表記されます。
我々がよく知る『餃子』は中国の山東省で生まれましたが、小麦粉を延ばした生地に具を包んだ料理は何も『餃子』に限らず世界中で類似の料理を目にすることができます。世界をぐるりと回りながら各地の『餃子』に似た料理(英語で「Dumpling」といいます)を食べ比べてみたいものですね。
特に西洋ではクリームチーズ、バター、キノコソースやドレッシングなど様々なソースをかけて食べるそうです。面白いですね。
[材料]
鶏肉 ……… 150g
シイタケ ……… 20g
チキンスープ ……… 100cc
ゼラチン ……… 5g
餃子の皮 ……… 適量
[調味料]
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
酒 ……… 小さじ1/2
ごま油 ……… 適量
醤油 ……… 適量
[作り方]
1.鶏肉の水分を切ってからみじん切りにする。シイタケをみじん切りにする。チキンスープを熱してゼラチンを加え、冷まして固めてから細かくみじん切りにしておく。(→Point参照)
2.ボウルに鶏肉とシイタケと素、砂糖、胡椒、酒を入れてよく混ぜ合わせておく。
3.餃子の皮に作り方2で作った肉餡を適量乗せてとじる。
4.作り方3の餃子を蒸篭に入れ、強火で6-7分蒸す。ごま油と醤油を混ぜ合わせたものを添えて完成。
Point!
ゼラチンで固めたチキンスープは煮こごりで代用できます。
皮から自分で作りたい方はこちらの『小籠包』の皮のつくり方を参考にしてください。
もちろん普通の餃子のように焼いても食べられますが、中にチキンスープが入っているので皮が破れないように注意して作りましょう。
鶏肉で作っているので、チーズやケチャップを混ぜ込んでも美味です。
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