四川料理の漬けあわせとして使われる『四川泡菜│四川風野菜漬け』のレシピを紹介します。山椒とトウガラシの辛味を使ってキャベツ、ダイコン、ニンジン、ピーマンの四種の野菜を漬けます。
泡菜はもともと中華料理のつけあわせとして食べられる漬物のことです。しかし近年泡菜といえば『김치│キムチ』のイメージが広がりすぎ、中国伝統の泡菜はシェアを失いつつありました。これに危機感を感じたのか、中国国内で強烈なアピールを行いシェアを回復したのが今回紹介する『四川泡菜』です。
伝統的な『四川泡菜』は山椒とトウガラシを加えた塩水で季節の野菜を漬けたもので、季節ごとに使う野菜が違います。トウガラシを使うとはいえその他の四川料理ほど辛くはないので、辛い綾里の口直しにピッタリなのです。今回のレシピでは冬の野菜を使って漬けていますが、以下に各季節の『四川泡菜』でよく使われる野菜を示しておきます。
春
青菜、レタス、葉ニンニク、蓮の実、タケノコ、白菜など
夏
トウガラシ、エンドウマメ、サヤエンドウ、大豆、ナタマメ、ニンニク、キュウリ、カイラン、ナス、タマネギ、ゴーヤなど
秋
ショウガ、タマネギ、ピーマン、菱の実、レンコン、ニラ、ジャガイモなど
冬
ニンジン、ダイコン、タケノコ、ブロッコリー、カリフラワー、シイタケ、キノコ類、白菜など
野菜以外の作り方は共通しているので、日本で作るならその土地で取れる旬の野菜を四川風に漬けても美味しいと思います。中国人の友人がいるならぜひ日本の野菜で作った中華風泡菜を食べさせてあげましょう。きっと喜ばれること間違いナシです。
写真はキュウリとダイコン、ニンジンを使った夏の四川泡菜
水 ……… 1000cc
キャベツ ……… 300g
ニンジン ……… 100g
ダイコン ……… 300g
ピーマン ……… 2個
トウガラシ ……… 2本
山椒 ……… 小さじ1
[調味料]
塩 ……… 大さじ3
酒 ……… 大さじ1
[作り方]
1.キャベツを食べやすい大きさに切る。ニンジンとダイコンの皮を剥き、いちょう切りにする。ピーマンの種を除き、食べやすい大きさに切る。
2.鍋に水と調味料を入れて沸騰させ、冷ましておく。
3.ボウルにキャベツ、ニンジン、ダイコン、ピーマンを入れ、軽く塩(分量外)を振って15分ほど瑞江を抜く。水が抜けたら塩を洗い流し、作り方2の水とトウガラシ、山椒と共にガラス瓶などに入れ、2-3日漬けて完成。
Point!
ガラス瓶はしっかりと洗い、熱湯で消毒しておきましょう。漬ける時はラップをしてから蓋をし、しっかりと密閉します。
もちろん白菜やカブ、ヤマイモなどを漬けても美味です。野菜は好みのものを使ってください。
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