サルサソースで仕上げる『』のレシピを紹介します。蒸して柔らか目に火を通した鶏肉を裂き、サルサソースをまぶして作ります。食欲のないときはこういったさっぱりした料理がいいですね。今回の料理は完全に西洋料理です。中華料理の要素は皆無ですので悪しからず(笑)。
料理名の「莎莎」とはサルサ、正式には「莎莎醤」でサルサソースの意味になります。スペインやラテンアメリカで使われる水分の多い調味料を指す言葉で、いろいろな種類があります。この料理で使うのは正確には「サルサ・クルダ│Salsa cruda(生サルサ)」と呼ばれるもので、トマト、タマネギ、トウガラシと香菜(コリアンダーの葉)を使って作るサルサソースです。
サルサソースは伝統的に石臼で材料をひいて作りますが、現代ではもちろん簡単のためにミキサーで作ります。ただ今回の料理で使うサルサ・クルダは野菜を粗くみじん切りにした状態でそのままソースに入れて作るのでミキサーは必要ありません。
サルサ(Salsa)とはもともと「塩」の意味で、英語のサラダ(Salad)、ソルト(Salt)、サラリー(Salary)と同じ語源を持ちます。野菜に塩をまぶすと水が抜けるので、それを調味料として用いたのが始まりのようです。
(ラテン)アメリカ旅行時にはぜひ現地のサルサソースで作った料理を楽しみたいところですが、一つ注意が必要です。2002年にテキサスヒューストン大学によって行われた研究によると、アメリカで提供される(生の)サルサソースの約2/3は"大腸菌で汚染されている"そうです。日本で作る場合も、作ったらすぐに消費してしまうのを心がけましょう。特に夏場は要注意ですね。
他の料理にも言えますが、この季節食中毒にはくれぐれも気をつけて!
[材料1]
トマト ……… 30g
タマネギ ……… 15g
ニンニク ……… 2個
トウガラシ ……… 7g
香菜 ……… 適量
[材料2]
鶏むね肉 ……… 200g
キュウリ ……… 適量
[調味料]
レモン汁 ……… 大さじ1/2
オリーブオイル ……… 大さじ1/2
リンゴ酢 ……… 大さじ1/2
タバスコ ……… 適量
塩 ……… 適量
胡椒 ……… 少々
[作り方]
1.トマト、タマネギ、ニンニク、トウガラシをみじん切りにし、すべての調味料と混ぜ合わせる。サルサソースの完成。
2.鶏むね肉の表面に少量の塩(分量外)と酒(分量外)をまぶし、蒸し器で10分ほど蒸して火を通す。火が通ったら冷めるのを待ち、手で裂いて糸状にして器に盛り浸けておく。キュウリを千切りにして鶏むね肉の横に添える。
3.作り方1のサルサソースを鶏むね肉の上から掛けるか、別の小皿に入れて添えるて完成。
Point!
サルサソースの辛味と塩気はタバスコと塩で調節してください。野菜は粗めに切るのがおすすめ。
鶏肉は火を通してから包丁の背で叩いて繊維をほぐしておくと柔らかくなります。
細切りのタマネギをあわせても良さそうです。台湾では青パパイヤの千切りを混ぜたりもします。
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