2015年8月1日土曜日

檸檬炒苦瓜│ゴーヤのレモン汁炒め

難易度:☆ 調理時間:一瞬
さっぱりとした酸味の利いた『檸檬炒苦瓜│ゴーヤのレモン汁炒め』のレシピを紹介します。ゴーヤのほど良い苦味と甘味、レモンの酸味、そして少量のトウガラシの辛味を組み合わせて炒めた料理で、見た目も鮮やか!食欲をそそります。

レモンに関する簡単なうんちくはたいがい語りつくしてしまった感があるので、今回は栽培レモンの一品種である「エウレカ」について中国語と絡めて解説したいと思います。

某超有名アニメーションのタイトルにも使われている「エウレカ」という言葉は、中国語で「尤力克」と表記します。ご存知アルキメデスがアルキメデスの原理を見つけたときに叫んだ言葉で、「見つけたぞ!」くらいの意味の単語です。アルキメデス当時の古代ギリシャ語では εὕρηκα と表記し、ヘウーレカのように発音したそうです。

アルキメデスは中国語で阿基米德と表記します。よく知られるアルキメデスの原理は「阿基米德浮體原理」などと呼び、日本語と違って発見者の名前と原理、公理、定理などの間に、日本語の"の"を意味する「的」や「之」などは入りません。日本人は日本語の感覚でつい「阿基米德"的"浮體原理」のように言ってしまいますが、台湾人からしたら「超奇妙な感じになる」そうなので気をつけましょう(笑)。英語でもこういう定理などは発見者の名前の後に 's が入ります。筆者も大学院時代のプレゼンで同級生から指摘されて始めて気づきました。懐かしい思い出ですねぇ。

もし台湾や中国で大学や大学院に通う予定がある人は覚えて起きましょう。数学や物理の時間に同級生から笑われずに済みますよ(笑)。そしてなるほど!と思った方は、今から(裸で)外に飛び出して「エウレカ!」 と叫びましょう。

それではレシピです!


[材料]
ゴーヤ ……… 1本(約250g)
トウガラシ ……… 1-2本
ショウガ ……… 5g

[調味料]
レモン汁 ……… 大さじ2
塩 ……… 少々
砂糖 ……… 大さじ2

[作り方]
1.ゴーヤを半分に開き、種を除いてうす切りにする。トウガラシを縦に割り、種を抜いたら千切りにする。ショウガを千切りにする。

2.鍋に水を沸騰させ、作り方1のゴーヤを入れて20秒ほど茹でて苦味を抜く。取り出して氷水に付け、冷えたら水気を切っておく。

3.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、 トウガラシとショウガを炒めて香りをだす。続いて作り方2のゴーヤとすべての調味料を加え、強火で30秒ざっくり炒め水気がなくなったら完成。

Point!
卵を加えたくなりますが、レモンとは相性が余りよくありません。ゴーヤだけで作りましょう。豚肉は入れてもおいしそうですね。


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