「中餐丙級證照」の課題料理より、『白果涼拌枸杞│ギンナンとクコのサラダ』のレシピの紹介です。昨日に引き続きギンナンを使ったお手軽料理です。
イチョウの別名を「公孫樹」と呼び、前回の記事では「公孫」という姓について解説しました。「公孫」といえばもう一つ(鍼灸師ならピンとくるはず?)「公孫」という名前の経穴があるのをご存知でしょうか?
足の太陰脾経に「公孫」という名前の経穴があります。足の親指の内側、第一関節から土踏まずに少し入った場所にある経絡が「公孫」です。脾は中国医学では五臓の"中心"とされる大事な臓器で、これを黄帝に見立てて彼の姓から「公孫」と名付けられました。急性胃腸炎や胃痛など脾気の障害を調節する時に使います。脾気の逆上によるため息や胸のもやもや、ヒステリーなどの精神疾患にも使えるようです。胸がつかえて胃の働きが悪いなど感じる人はこの場所をほぐすように流れるようにマッサージすると効果があるかもしれません。詳しくは腕の良い鍼灸師に相談してください。
すぐ隣にある「太白」ほどよく使う経穴ではありませんが、ギンナンを食べる時にでも「公孫」という経穴があるそうだと時々思い出してください。いつかどこかで役に立つかもしれません(笑)。
[材料]
ギンナン ……… 200g
枸杞 ……… 30g
キュウリ ……… 20g
ニンジン ……… 15g
ショウガ ……… 15g
[調味料]
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 小さじ1/2
水 ……… 大さじ1
[作り方]
1.ギンナンは沸騰したお湯にくぐらせて火を通しておく。キュウリ、ニンジン、ショウガは小さくさいの目に切り、沸騰したお湯にくぐらせて火を通しておく。これらの材料の水気をよく切っておく。
2.すべての調味料をよく混ぜ合わせ、フライパンなどで一度沸騰させてソースを作る。
3.作り方1のギンナン、キュウリ、ニンジン、ショウガと枸杞をボウルなどに入れ、作り方2のソースと絡めたら完成。
Point!
野菜は好みのもので代用してもかまいません。ショウガをニンニクで代用しても美味です。
枸杞は市販のものは乾燥度合いが異なるので、好みの食感になるよう水で戻すなどしておくとよいでしょう。あまりに乾燥しているものは硬すぎて食感を損ないます。沸騰したお湯にざっとくぐらせて十分ほど置いておくと柔らかくなります。
荒熱を取ってから冷蔵庫に入れておけばいつでも食べられます。
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