過ぎ去りしバレンタインデーのお返し、3月14日のホワイトデーも近づいてまいりました。すこし気が早いでもないですが、『杏仁瓦片│アーモンドトゥイレ』という西洋菓子のレシピを紹介します。「トゥイレ│Tuile」はフランス語で瓦を意味し、英語の「タイル│Tile」 の語源となっています。
西洋のお菓子ですが、ポイントに中華風のアレンジをする方法を書いています。参考にしてください。
中国語でバレンタインデーは「清人節」、ホワイトでーは「白色情人節」と言います。どちらも日本の菓子業界が企画して生まれた記念日で、台湾では1980年代から日本好きな若者たちの間で流行しました。今では割りと一般的に受け入れられています。
最初期のホワイトデーのお返しにはキャンディーが一般的で、そのまま「キャンディーを返す日」と呼ばれていました。1980年からキャンディーに使う砂糖が白いことから「ホワイト」デーと呼ばれるようになったそうです。日本以外にホワイトデーの習慣がある国は韓国、台湾、中国(香港)だけで、他の国には存在しません。マスメディアの力恐るべしですね(笑)。
もともと中華圏では「七夕」を恋人たちの記念日として祝い、台湾も例外ではありません。この日は男女の区別なくプレゼントを送りあい愛を確認しますが、日本人はなかなか慣れないかも知れません。台湾人と交際する(したい?)方は「七夕」の方も忘れずに覚えておきましょう。逆に日本のように短冊を捧げて祈る風習は台湾にはありません。
[材料]
卵白 ……… 120g
砂糖 ……… 90g
バター ……… 30g
小麦粉 ……… 20g
コーンスターチ ……… 20g
スライスアーモンド ……… 170g
[作り方]
1.ボウルに卵白と砂糖を入れ軽く混ぜ合わせておく。バターは常温に戻しておく。オーブンを180度に予熱しておく。
2.作り方1のボウルにバターを加え、よく混ぜ合わせる。
3.一度篩った小麦粉とコーンスターチを再び篩いながら作り方2のボウルに入れ全体を良く混ぜ合わせて生地を作る。生地にスライスアーモンドを加え、アーモンドが固まりにならないように全体を良く混ぜ合わせる。アーモンド生地の完成。
4.クッキングペーパーの上か、バターを塗った天板の上に大さじ1ずつの生地を薄く広げる(→Point参照)。生地をオーブンに入れ15-20分ほど焼いたら完成。
Point!
生地を広げる時はアーモンドがなるべく重なり合わないよう薄く薄く広げてください。
生地にココアや練乳を練りこんだり、出来上がりに砂糖やコーヒーをまぶしたりしてアレンジしてみてください。生地にリキュールやブランデーを少量加えるのも有りです。
中華風にするにはアーモンドに「カボチャの種│南瓜子」、「松の実│松子」、「ゴマ」などを混ぜてみましょう。
料理名こそ杏仁となっていますが、ここではアーモンドのことです。生薬の(苦)杏仁はアミグダリン(有毒)が含まれるのでお菓子に使ってはいけません。
0 件のコメント:
コメントを投稿