2015年2月14日土曜日

紅燒魚翅羹│フカヒレの醤油スープ煮込み

難易度: 調理時間:2時間
当ブログではフカヒレをメイン食材にした料理は初めててかもしれません。フカヒレを使ったスープ料理『紅燒魚翅羹│フカヒレの醤油スープ煮込み』のレシピを紹介します。

フカヒレはご存知サメのヒレを乾燥させた高級食材です。非常に有名な食材でありながら、おそらくほとんどの日本人が調理方法を知らないため、台湾で安く手に入るのにお土産として人気がないという状況です。水で戻してスープで煮込むだけなので調理はとても簡単なんですけどね。

フカヒレにはいくつかの等級があります。上位等級のものの価格はそれこそ天井知らずですが、実は等級が下位のものは庶民にも手が届く価格で手に入ります。まぁ、フカヒレ自体にはほとんど味がないので、サメと類縁のエイのヒレで代替することも可能です。近年は環境保護のあおりを受けて、フカヒレ料理に対する風当たりも強まっており、ゼラチンを使った人工品も売られています。エイヒレで代替したり、人工品を使ったりすれば普通の晩ご飯の食卓に乗せることも可能です。

スープの旨味をたっぷり吸い込んで、プリプリした食感と滑るような喉越しで食べる人を極楽に連れて行くとされるフカヒレ。調理はとっても簡単なので、おいしいスープ料理を作る自信のある人はぜひフカヒレを調理に取り入れてみましょう。 今回のレシピが調理の参考になれば幸いです。


[材料]
フカヒレ ……… 50g
シイタケ ……… 3個
タケノコ ……… 150g
牛スジ ……… 100g
キクラゲ ……… 20g
ニンジン ……… 30g
卵白 ……… 1個分
モヤシ ……… 100g

[調味料]
チキンスープ ……… 800cc
醤油 ……… 小さじ1
黒酢 ……… 小さじ1
ごま油 ……… 小さじ1
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々

[作り方]
1.フカヒレは水で戻して柔らかくし、キッチンペーパーなどにのせて表面の水気を切っておく。

2.シイタケはうす切りにする。タケノコは下処理して千切りにする。牛スジは食べやすい大きさに切り、沸騰したお湯で茹でてアクを抜いておく。

3.キクラゲは千切りにする。ニンジンは千切りにする。モヤシはよく洗っておく。

4.鍋に作り方2と作り方3のすべての材料を入れ、すべての調味料を混ぜ合わせたものを加えて沸騰させる。沸騰したら蓋をして弱火で30分ほど煮込む。

5.作り方4の鍋の具が柔らかくなったら、作り方1のフカヒレを加え、再び加熱して沸騰させる。沸騰したら火を止めて卵白を垂らして、ざっくりかき混ぜたら完成。

Point!
フカヒレは大きさにもよりますが1-2時間水に浸けておけば戻ります。

スープはチキンスープを使えば間違いありません。魚介ベースのスープもよく合います。コンブや鰹節ベースのダシを使うときは他の肉類を加えてコクを出し、水溶き片栗粉やくず粉で少しだけとろみを付けたスープを使いましょう。


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