もともとは東北料理だそうですが、中華圏なら何処でも食べられる『蔥油餅│中華風ネギ焼き』のレシピを紹介します。塩焼きのクレープにネギをまぶした簡単料理で、日本でも簡単に再現できます。
この『蔥油餅』、英名を「Scallion pancake」といいます。Scallion は一般に「ワケギ」のことです。(英語のScallionはワケギ以外のネギ属植物を示すことがあります。)ワケギは以前はネギの一種とされていましたが、近年染色体の分析により、ネギとエシャロットの雑種であることが分かりました。もともと学名を Allium wakegi といいましたが、これに雑種であることを示す「×」を加えて Allium × wakegi と呼ぶのが正しい表記となりました。覚えやすい学名ですが、知識を更新しておきましょう。
ネギの香りたっぷりで、おいしいだけでなく体を温める作用にも優れます。生地に卵を割りいれれば『葱油蛋餅』の出来上がりです。そのままでもおいしいですが、好みのソースをかけて食べましょう。豆乳との相性がばっちりで、朝ごはんにおすすめです。
台湾の有名なネギ、三星ネギの産地である宜蘭地区では名産品にもなっています。ぜひ皆様のお住まいの地域にあるおいしいご当地ネギで作ってみてください。
[材料]
中力粉 ……… 150g
水 ……… 200g
塩 ……… 小さじ1
ネギ ……… 40g
[作り方]
1.中力粉と半分量の塩に少しずつ水を加え、塊がなくなるようによく混ぜ合わせる。
2.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、作り方1の生地を薄く広げて片面を焼く。
3.作り方2のフライパンを弱火にし、片面が固まりきらないうちにみじん切りにしたネギと残り半量の塩を散らす。
4.底になっている面が軽く焦げ目がつくまで焼いたらひっくり返す。もう片面を軽く焦げ目が付くまで焼いたら、丸めて食べやすい大きさに切り完成。
Point!
ネギの量は好みで調節してください。多く入れても問題ありません。
卵を入れるなら、レシピの量に対して1-2個がよいでしょう。また別に目玉焼きを作っておき、その上に焼いた生地をかぶせるようにして盛り付けてもかまいません。
お好み焼きの生地とネギだけでも作れます。
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