2014年10月28日火曜日

鳳梨蝦球│エビパイナップル炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
本日の料理は『鳳梨蝦球│エビパイナップル炒め』です。パイナップルとエビを炒めた料理で、どこの熱炒店でも見かけることができます。日本の中華料理店でも見かけることが出来ますね。

さてエビといえば大きな頭部に節のある胴部、長い触覚とはさみのある付属肢でおなじみの動物です。我々人類の属する哺乳類のように骨格と脳を持つわけではなく、体節と甲羅を持ちます。

分類学でいうと我々ヒトの属する哺乳類(Mammalia)をずーーーーーーっと遡った脊索動物門(Chordata)の、更に上位分類である動物界(Animalia)にまで遡ってやっと、エビやカニが含まれる「節足動物門(Arthropoda)」が現れます。ヒトとの共通性は消化管の入り口と出口が別で左右対称であることくらいしかありません(笑)。

節足動物の下位分類である甲殻亜門(Crustacea)、更にその下の軟甲網(Malacostraca)くらいになると、ほとんどの種がエビやカニのような外観になります。ちなみにダンゴムシはエビ、カニと同じく軟甲類に属します。大型のダンゴムシの仲間は…、食べるとエビのような味がするかもしれませんね。

軟甲類の特徴として、頭部+胸部7-8節+腹部5-6節という特徴があります。エビは頭部と胸部が一体化しているので、尾部6節だけが外に出ています。腹部が6節というのはどのエビでも共通の特徴ですので、次の機会にでも数えて見ましょう。カニのふんどしの部分はこの腹部が丸まったもので、こちらも数えると6節に分かれています。もちろん例外も多々ありますので、この辺で。

進化の過程を噛み締めながら食べる料理はどんな味がするのでしょうか…。ちなみにパイナップルとヒトは真核生物であることくらいしか共通点がありません。

それではレシピいって見ましょう。


[材料]
エビ ……… 200g
パイナップル ……… 200g
 (缶入りのものをつかうとよい)
片栗粉 ……… 200c


[調味料1]
塩 ……… 少々
卵白 ……… 大さじ1
片栗粉 ……… 大さじ1


[調味料2]
レモン汁 ……… 小さじ2
マヨネーズ ……… 大さじ3
砂糖 ……… 大さじ1


[作り方]
1.エビをよく洗い水気を切ったあと、背ワタを抜いてすべての調味料1を混ぜ合わせたものに2分ほど漬けておく。

2.すべての調味料2を混ぜ合わせてソースを作る。パイナップルを厚さ1cmに切って6-8等分し、器に盛り付けておく。

3.作り方1のエビに片栗粉をまぶし、180度に熱した揚げ物油で2分ほど炒めて火を通す。

4.作り方3の鍋に少量の油を残し、作り方3のエビと作り方2のソースを入れて中火で炒めながら絡める。作り方2のパイナップルを盛りつけた器にエビを盛り付けて完成。

Point!
エビはブラックタイガー│草蝦を使うのが一般的ですが、どの種類の蝦でも作れます。

パイナップルは缶入りのシロップ漬けを使うのが簡単でよいでしょう。


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