この料理で使うナスはナス科ナス属の植物の果実で、学名をSolanum melongen L. といいます。ジャガイモやトマトとは属まで同じです。品種によっては紫色のトマトのように見えるほど似ています。
茄子の「茄」の字は台湾や中国で時々地名にも登場しますが、ほとんどは当て字です。中国においても茄子はもともと外来の植物なので、伝来した当時の音に漢字を当てただけなのでしょう。
90パーセント以上が水分と炭水化物で、その他の野菜と比べて栄養学的にはぱっとしないのですが、近年ナスニンという特有の成分に抗がん作用が見つかり注目されています。
ちなみにHigeneは子供の頃から茄子が大嫌いでまったく食べることができませんでしたが、中国で食べた『魚香茄子』という料理がきっかけで好物になってしまいました。何にも考えずに他人の注文した料理を一口食べたところ、「おお、うまいね、これ。何の料理?なす?茄子?マジで?!二十年ぶりくらいに食べた!…うまい!」 と、食わず嫌いが治ってしまったのです。あのときの衝撃は今でも覚えています…。
とにかく、茄子の美味しい季節になりました。このブログでも茄子を使った料理を多数紹介していますので、右上の検索ボックスに「ナス」と入れて検索してみてください。それではレシピいってみましょう。
難易度:
☆
調理時間:
30分以内
材料:
豚赤身 ……… 120g
ナス ……… 2個
ニンニク ……… 2個
ショウガ ……… 10g
パプリカ ……… 少々
バジル ……… 25g
調味料:
塩 ……… 少々
醤油 ……… 小さじ1/2
オイスターソース ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 少々
作り方:
1.ナスは蔕をとり、食べやすい大きさに輪切りにして160度の油で炒めて火を通しておく。取り出したナスは油を切っておく。ニンニクとショウガはみじん切りにする。豚赤身は薄切りにする。パプリカは千切りにする。
2.熱した鍋に大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクとショウガを炒めて香りを出す。続いてパプリカと豚赤身を加えて色が変わるまで炒める。
3.作り方1のナスを加えて肉と絡ませたら、調味料を加えて味を整え、最後にバジルの葉を入れてさっと書き混ぜたら完成。
Point:
パプリカは色づけです。なくても作れます。ピーマンを多めに加えてもいいでしょう。
ナスの断面に片栗粉か小麦粉を軽くまぶしてから揚げると、脂っこくなりすぎずに作れます。
豚肉を使わずにナスだけをこの調味料で作っても美味、お試しください。
調味料を豚肉に絡ませてから、最後にナスを入れると茄子の色が鮮やかなまま作れます。好みでどうぞ。
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