本日は台湾伝統の米粉ケーキ『油蔥粿│台湾伝統米粉ケーキ』を紹介します。材料の『油蔥酥』を作るのがひと手間かもしれません。
『油蔥粿』は別名を『九層炊』と呼び、少しずつ水溶き米粉を塗り重ねながら蒸して作る料理で、本格的に作るとなると非常に手間が掛かります。一層で作る簡易版のレシピも紹介していますので、時間がない人はそちらで作ってください。
清朝時代から伝わる古い時代のお菓子らしく素朴で味わい深い風味が楽しめます。われわれがなじみのあるケーキや和菓子などとは一味違うお菓子が作れますので、興味のある方はぜひ挑戦してください。
材料の『油葱酥(エシャロットチップ)』は[下準備]で作ります。
[材料1] (油葱酥)
エシャロット ……… 50g
ラード ……… 適量
[材料2]
白飯 ……… 2碗(200g)
米粉 ……… 200g
サツマイモ澱粉 ……… 100g
水 ……… 900cc
油葱酥(エシャロットチップ) ……… 30g
固形ブイヨン ……… 大さじ1
[材料3]
油葱酥(エシャロットチップ) ……… 適量
[調味料]
醤油 ……… 適量
[下準備]
油葱酥(エシャロットチップ)の作り方
1.エシャロットの皮をむき、薄切りにする。
2.熱したラードで薄切りにしたエシャロットをきつね色になるまで炒めて完成。
[作り方]
1.ミキサーに白飯と水を入れ、混ぜ合わせて米水を作る。これに残りの材料2を全て入れ、再び混ぜ合わせて生地を作る。(→Point参照)
2.鍋に少量の油をひき作り方1の生地を入れ、かき混ぜながら中火で1分ほど炒める。(→Point参照)
3.蒸し器に入る大きさの器に薄くサラダ油を塗って作り方2の生地を盛り、上に材料3のエシャロットチップをふりかける。蒸し器に器を入れ25分蒸したら完成。層を重ねて作る場合は作り方4へ。
4.作り方3で小さな器で作った油蔥粿を10分ほど蒸してから取り出し、作り方2の生地を層を作るように薄く塗り重ねて再び5分ほど蒸す。この行程を数回繰り返して何層か作ったら、取り出して完成。
Point!
白飯を完全に溶かすときめ細かな食感に、米の粒を残すようにすると、ざらざらした食感に変わります。好みで作り分けてください。作り方2では普通のご飯(おにぎりを作れるくらい)の固さになったら火を止めましょう。
12cmほどの小さめのケーキ型を使って作るのが簡単です。 茶碗でも作れますし、手で球状にして油を塗った容器に乗せて蒸しても作れます。
作り方3で出来上がりにしてもいいですし、何層も重ねて蒸して本格的に作ってもかまいません。高級品では一層ごとにオブラートを挟んで独特の食感を作り上げたりします。
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